今月の標語
「ふるさとは遠きにありて思ふもの 」
この「ふるさと」部分は色々変換可能だと思いませんか。
ちなみにつづく文言は「そして悲しくうたふもの」です。
さあ、みなさんもご一緒に、
色々な人やものを当てはめて
おおいにセンチメンタルにひたろうじゃありませんか。
ちなみにわたくしの本日の「ふるさと」部分は、
「郵便局」です。
…開局時間に間に合わなかったのですじゃ。
きれいに切手の貼られた小包を抱えたまま、
夕日に向かって悲しくうたってみたわけですよ。
行こう、行こう。行かねば。
行こうと思えばすぐそこだ。と思いつつも近くて遠い場所。
今日もまた間に合わなかった。
そんな悲しみでございます。
…決して早起きが出来ないからではありません。
彼の地とは目に見えない深い隔たりがあるのです!
ここ最近、わたしは密かに悩んでいた。
何にって…
己の女子化が進行してるのではないかという件についてだ。
どうしよう、このまま進行していって
老いてからフリルに狂ったりするようになったらと、
おそろしい想念にとらわれていたのだ。
ちょっと振り返ってみるだに、刺繍なんぞに手を出すわ、
ベランダにチューリップ咲かせるわ。
…ち、チューリップて。
そういえばスカートの枚数が増えてるわ。
そんな馬鹿な。だって十代、二十代は
酒とタバコと徹夜仕事とキャンプに明け暮れて、
ただしく孤独なアウトロー路線できたはずじゃないかと、
慌ててジンをあおってみたり、
そして咳き込んでみたり
やっぱり弱くなってたのねわたしってばと、
なよなよしたりしていたのだが、
ふと気が付いた。
あのさあ、これってもしかして、ただの老…(自粛)
女子化じゃなくて大人化ってやつ?!
いま頃になってようやくまさかの?!
許容範囲の拡張。
そして体力の衰え。
大人の丸みってことね。おっほっほ。
酒量は減ったが青タンは減らないのなぜ。
たしかに。
女子化にしては刺繍は手を出したまま止まっているし、
チューリップは咲かせっぱなしで
アールヌーヴォーみたくさせっちゃっている。
それ以前に、あいかわらず
女子度の計測をスカートの枚数でしかできていない。
そのことについては本人はどう思っているのか。
そこには気が付かないのか。
といった疑問もね、生じるでしょうけれど、
まあ、胸にとどめておきます。
とどめたまま取り出すつもりはありません。
仕事帰りの深夜
とことこと家路を歩いていると前方から猫がきた。
ここらにはいーっぱい猫がいるのに
どのこも触らせてくれない。
それどころか人の顔を見るとぴゅっと逃げる。
だが、昨夜の猫はわたしの存在をみとめても
そのまままっすぐこちらに向かってきた。
ド正面ストレート。
うほ。触らせてくれるやもしれん!と
にんまりしつつ、小さく「にゃー」と話しかける。
猫、さらに近寄ってくる。
よしっ。いける!
と、そのわたしの熱気がつたわってしまったのか、
あと1メートルを切った目の前で、やっこさん
くるっと直角に曲がってしゃなりしゃなりと去っていった。
えええええ!そんなあ。あからさますぎるううう。
「直角に曲がるこたないんでねえの!!?」
思わず声に出してつっこんでしまった。
…ら、
背後から「ぶっ」と吹き出す声。
…ひっ!人いたのかよ!!!
やはり最近のこと、
深夜に歩いていて
沈丁花の植え込みを見つけた時には、
自分がいきなり直角に曲がってそちらに寄ってって
花に顔をつっこんでくんくんしたので、
気づかずにいた背後の人に
びくっとされたこともありました。
そりゃ、びくっともしますわな。
すまんこってす。
そろそろ近所で不審者情報が回っているかもしれません。
そんなことより、猫たちよ。
わたしの何がいけないの、教えてちょうだいっっ!