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翔 ぶ 魚

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コペルニクス的衝撃


今宵は双子座流星群だという。

どれどれと、ベランダに出た途端に二っつ流れた。

ところで、久々の無知披露です。

わたくし、流星群ってのは文字通り星々が流れて来るものだと、
ずいぶん長いこと思っていたのだ。
宇宙を飛んで来てたまたま地球のそばを通って落ちてくるのだと。
彗星のように向こうから飛んで来るんだと。
大量の隕石が降りそそいでいる状態なんだと。
ぼんやりと雰囲気だけで解釈していたのだ。
…ちがった。

地球が突っ込んで行っているのだ。

流星群とは、いわば彗星の尾の部分。削りカス、屑たちだ。
その帯状になっているラインと地球の軌道がクロスした時が、
いわゆる地球上でいう「流星群」が観られる時だ。
だから毎年くるのよね。
地球が軌道上を一周するからね。お分かりですか?

彗星の尾っぽは長ーーーいのだ。
いつかどこかへ去った彗星の尾っぽはじつはまだ続いている。

高速で飛んでいく彗星がまき散らした星屑の帯は、
もちろん飛び去った彗星と同じ方向に流れている。高速で。
その星屑の激流の中に、別の角度から突っ込んで行くのが地球。
かなりスペクタクルでスリリングな状態です。毎年。

コペルニクス的衝撃_a0040963_0344624.jpg


これが、こう。
コペルニクス的衝撃_a0040963_0415375.jpg


そして、こう。
コペルニクス的衝撃_a0040963_0564034.jpg


流星群って双子座とか獅子座とか色々あるじゃないですか。
つまり、何本も交差する彗星の軌跡、星屑の壮大な滝柱の中を、
小さな地球がつぃーと廻っているわけです。
繰り返し、繰り返し。

コペルニクス的衝撃_a0040963_1425499.jpg


スペクタクルにもほどがある。
知った時のショックったらなかった。
まさに天動説から地動説!
コペルニクスさん、あれから470年。
不肖わたくし、ようやく人類の流れに追いつきました。

この衝撃、伝わりますかっ!
わたしの図解じゃのん気過ぎて無理ですか。
画力の至らなさは各々の想像力で補ってください。

…てか、これ、常識でした?




by omifish | 2012-12-13 22:30 |
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