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翔 ぶ 魚

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本と映画メモ

 
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最近の読書。
エッセイも小説も文庫のメジャー系をチョイス。

「生きるコント」
大宮エリーさんのことはほとんど知らず、
タモリ倶楽部で見たことがある程度で、
笑い声がデカくて苦手なタイプだと思っていた。
しかし、よく知らないままにエッセイを読んだところ、
むしろそのガサツさも含めて共感するところが多く、
面白かった。


「闇の伴走者」
面白く読んだ。ミステリー。犯罪もの。
この本の醍醐さんに相当する、不細工で変人だけれど
憎めない切れ者っていう人物設定、
おもえばけっこういますね。
奥田英朗さん著作の中の精神科医の伊良部とか。
人はハンサムの活躍よりも三枚目の活躍が好きなのか。
でも、女性の主人公は美形がいいんだよ。なぜ?


「葉桜の季節に君を想うということ」
評判ほど楽しめず…。
いわゆる和製ハードバイルド探偵もの。
作中の人物たちの言葉遣いの相入れない感じが、
最後まで感情移入を阻んだ。
ラストの種明かしに定評が有るそうだが、
正直あまりピンと来ず。


「ぼくには数字が風景に見える」
アスペルガー症候群とサヴァン症候群で、
数字や言葉に色が付いて見えてしまうという
共感覚者の著者による回顧録。
まわりになじめず、ヒリヒリする程孤独を感じているのに、
その孤独な空間をむしろ自ら選んでしまうあたり、
特殊な脳ではなくても共感出来るところはあった。
共感覚に興味あり。


海外ものの「ゴーン・ガール」上巻と
「その女アレックス」併読中。
いずれも犯罪もの(?)のミステリー。
ミステリーは、序盤からいきなりぐいぐい引き込むタイプと、
終盤のドミノ倒しまではコツコツ我慢せねばならないものと
二者に別れるように思う。
いまのところ、この二作品はまだ何とも言えず。
「ゴーン・ガール」に関しては上巻をもうじき読み終えるが、
はたして下巻までたどりつけるか…。



映画では、DVDで「インターステラー」を観賞。
SFとしてのクオリティの高さが前評判で話題になっていた。
「宇宙に関しての前知識がないと魅力半減」とか。
「ドラマ性も高いが、ここは科学面を注視しとけ」とか。

169分と長い映画だが、最後まで集中して観れた。
面白かった…。

が、期待値を上げ過ぎていたのか?
警戒していた程難解な専門用語が出ることも無かったし、
むしろもう少しゴリゴリに科学でもよかった。

宇宙に愛をからませるとどうしてもスピリチュアルになるね。
それはまあ、ある程度しょうがないのかもしれないが。
個人的にはSFに愛はそんなに要らない。
とくにハッピーエンドの。

「ゼログラビティ」を観返したくなった。

by omifish | 2015-04-17 01:52 | 本・映画
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