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翔 ぶ 魚

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vol.50 したたかどころじゃない虫たち

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前にvol.44したたかな花々
植物の種の保存方法の構造に感銘を受けたので
今回は昆虫界の種の保存方法にも着目してみた。

してみたら。
うーむ…

昆虫界では雌雄の営みは
とんでもないことになっているのだった。
人の世界に置き換えてみたら…
そんじょそこらのエログロ小説真っ青である。
ダメダメ。擬人化して想像しちゃ駄目よ。
こっから先は。

なんだったら乙女の皆さんは今回はとばして下さいな。

昆虫界のオスって弱いイメージないですか?
ま、有名どころでいうと
カマキリとか女郎蜘蛛の例がありますわな。
メスの方が図体が何割かデカく、交尾が終わるや否や
オスは妊婦の滋養となってしまう悲しい運命ってやつ。
つまり食べられちゃうのね。

中には交尾の最中に食べられてしまうやつもいる。
というか自らエサとしてメスの前に身を投じ
メスが自分を食べるのに夢中になってる間に
命が尽きる前に急いで交尾するオスとかね。

オスがメスの20万分の1の大きさしかなく
女性器の中で暮らしているという昆虫もいるらしい。
…どないなっとんねん。
…20万分の1て。
…暮らしてる、て。

余談だが、たしか魚類のアンコウも交尾後は
オスは自分の何倍もあるメスの身体にくっついたままで
そのまま少しずつ接触部分から溶解して
最終的にメスの体内に溶け込んで同化してくのだ。

…オスって…オスの立場って。。。
と、雌雄でいうとメスに該当するワタシも
こりゃあ、ちょっとやるせませんな。
などと昆虫界のオスに同情を禁じ得なかったのだが。

だが。

いたね。
昆虫界のオスにも猟奇的な奴が。

ドリル状の生殖器で交尾後に
メスの性器を壊してしまう昆虫とか。。。
交尾のあとメスの性器を樹脂で固めてしまうオスとかね。

大概の場合
昆虫はつがいにはならずいきあたりばったりな
交配になるのであとからきた精子のほうが
使われる確率が高いのだ。
だから自分のあとに他のオスに交尾されると
自分の子孫が残せなくなってしまう。
それを防ぐ策ってわけだ。

いや、理屈は分かるんですけどね。。。
はあ。そうですか。

ま、食わないだけメスよりまし?
食べちゃったら自分の子孫生んでもらえませんからね。

いや、種の保存ってほんと、凄まじい。
悲哀というよりは凄惨な生き残りバトルって感じ。

でも、まあ、ね。
昆虫界では一方的にオスが弱者では無いらしいってことで。
いやいや、弱者どころか
昆虫界のオスも結構やるときゃやりますから。

興味のある人は森川幸人さんの
『ヌカカの結婚──虫たちの不思議な性戦略』
という絵本をお勧めします。

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…だから。人に置き換えて想像しちゃ駄目だって。グロいから。
by omifish | 2006-04-18 18:54 | いきもの
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