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翔 ぶ 魚

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カテゴリ:gray zone( 7 )

灰色 短歌

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by omifish | 2005-11-25 17:14 | gray zone

黒色 短歌

タレてない
それは模様で
まやかしだ
虚像の中に
本質がある

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by omifish | 2005-11-22 18:16 | gray zone

灰色 短歌

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by omifish | 2005-11-14 14:52 | gray zone

黒色 短歌

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by omifish | 2005-11-14 12:25 | gray zone

寝顔


人は一生のうちにどのくらい
他人の寝顔を見るものなのだろう

わたしはもう一生分見てしまった気がする
人の寝顔ばかり見てきたように思う

隣で安らかに横たわる他人の寝顔は宇宙的だ

闇に浮かぶ柔らかな光を放つ小さな星

その人の顔に触れてみる
温かいけれど何も伝わらない

ただ、とても遠いと思うばかりだ

ライカ犬の気持ちはこうだったろうかと思ったりする
スプートニク号のライカ犬

暗闇の中で個の存在は無に等しい
宇宙に漂う一対の視点にすぎない

軌道に乗って近付くことも離れることも出来ない
青白い星をただ見ている時

そこに怒りは無かっただろう
   執着も無かっただろう
   郷愁すら無かっただろう

ただただ途方に暮れて

随分遠くに来たものだと思い

それにしても綺麗なものだと微笑み

そして

少しばかりは泣いたかも知れない




by omifish | 2005-11-08 10:49 | gray zone

続・煙草礼讃

薄情女へのラブレター

僕があなたを裏切ったことがあっただろうか。
無い。ただの一度も。
思えば僕はあなたの今までつき合ってきた
どの男よりも長い間あなたのそばにいた。

あなたが嫌煙家の妻であった時には
物分かりのいい控えめな愛人として。
あなたが愛煙家の恋人であった時には
気さくで話しの聞き上手な友人として。
あなたが独りの時には
片時も離れず寄り添う恋人として。

一度あなたが僕のもとを離れて行った時も
僕は見送っただけだ。
あなたは僕無しではいられず一年後に戻ってきた。
僕はあなたの中に巣くってしまったんだ。
あなたの身体の奥深くまで入り込み
あなたの指先の毛細血管にいたるまで
僕はもうあなたの中にいる。

今あなたがまた行ってしまうなら
僕は見送ろう。
でも僕は常にあなたのそばにいる。
街角にも、酒の席にも、孤独な夜にも。
どこへ逃れても僕はそこにいるだろう。
時々未練たらしく流し目を送ろう。
あなたが魅了されるように色目を磨いておこう。

いつか長い旅路の果てにあなたが年老いて
嫌煙家の伴侶にも先立たれて
独り孤独な日々を送る時が来たなら
その時はまた優しく寄り添おう。
僕はあなたの孤独な余生を短くしてあげられる。
その時はもう包み込んで離さない。
優しい愛であなたの裏切りに応えてあげるよ。
by omifish | 2005-10-24 11:12 | gray zone

煙草礼讃

煙草礼讃

恋人よ、
喫煙は百害あって一利なしと言うなかれ。
そんなことは百も承知なんである。
承知しつつもなお吸うからには
個人的に親密にならざるを得ない
魅力があるんである。

薄闇にたゆたう紫煙の美しさ。
肺に満ちるビターなフレーバー。
一服すればたちまち外界から遮断され
己のインナーワールドにするりと
入り込める片道切符。
思考明晰、集中力向上
思考弛緩、緊張緩和
アッパー系にもダウナー系にも
変幻自在の特効薬。
たとえその売人が白衣を着た病魔でも…

プラテーロのロバのように
ドン・キホーテのサンチョ・パンサのように
独り行く渡世の心強い道連れなんである。
独り遊びの頼もしい理解者なんである。

ながらく一緒に苦楽を共にしてきた
このもの言わぬ心優しき伴侶を
私利私欲の為に見捨てて来いと
裏切れと、薄情な女になれと
あなたは言うのか。

ならばせめて愛しい伴侶に
さよならの代わりに
煙草礼讃 煙草礼讃 煙草礼讃
煙草礼讃 煙草礼讃 煙草礼讃
by omifish | 2005-10-24 11:01 | gray zone