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翔 ぶ 魚

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vol.8 重箱の隅をつつく。

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ワタシも連日庭を破壊したり、
ちょっと対応に困る人と戯れてばかりいるわけではありません。

そんな生活もとっても素敵だが…

働かざるもの喰うべからず。なのであります。

そんな訳で、皆様と同じように
ワタシも毎日働いているわけです。

で、仕事に煮詰まったりしてボーっと卓上のモノを眺めたり
していたらコレが気になってしまった。

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別に一見なんでもない。
某緑茶飲料のペットボトルの
ラベルデザイン


赤い楕円の中の白ヌキの「緑茶」の文字。
制作者はわざとこの位置にしたんだろうか。。。
この場合、文字は赤い楕円の中央に配置した方がしっくりこないだろうか。

版ズレ?違うわよね。
きっとデザイナーは納期が迫ってて
こんな所まで意識がいかなかったんだわ。
当日受けの翌日出しとかっだったのよ。
6つも7つも同時進行のデザイン案件抱えてたんだわ。
クライアントも主力製品以外のものだから
ここまでチェックしてくれなかったのね。

きっと今頃はデザインした本人も自分でこれ飲む度に
「あーここ!もうちょっと下だったのにー!」
って悔やんでるんだわ。

お気持ちお察し致します。。。

でもね。大丈夫!誰もこんなところ気にして無いから!!!
ドンマイ!

ビバ!広告屋!ビバ!使い捨てデザイン!

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いや、制作者本人も気にしてないって!
他人の仕事にケチ付けてないで自分のデザインさっさとあげろよ。
イヤよねえ。職業病って。。。

by omifish | 2005-10-28 18:15 | white>black

vol.7 続・電車の中の愉快な面々。

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山本リンダ状態である。…使い古された表現で失敬。

ダレがってワタシが。

一度パンドラの箱を開けてしまったら、もう、どうにも止まらんのです。
どうしてくれよう。この津波のように押し寄せる思い出の数々。

書くしか無い。全て吐露してしまおう。
もうそれ以外にこの思い出の沼から脱出する術は無いのよ。きっと。

ってなわけで、勢いにまかせてさっくりと電車シリーズ第二弾である。

ことが起こった場所は前回と同じである。例の私鉄線車内。
状況設定も時代も前回とほぼ一緒。
つまりまだ脱・皮肉屋宣言のはるか前ね。

今回の迷える子羊は沿線の養護高等学校に通う女学生である。

付き添い無く高校に通うのだから、
そこらの一般高校の生徒となんら変わりは無い。
彼女はそれまでにも車内でよく見かける娘だった。
たいていはお決まりの男子2名を引き連れての3人体制。
どこぞの姫君のごとく男子学生の上に君臨する様が
大変アグレッシブルでいつも車両内で目立っていたのだ。

ところがその日見かけた彼女は一人だった。
しかも何やら様子が違う。
いつもは爛々と輝いてる瞳が本日はどことなく虚ろだ。
ふらついているが、何やら肩から静かな怒りのオーラを発している。

いつもの破天荒な勢いはどうした?大丈夫か?
とりまきの反逆にでもあったのか?
余計なお世話だが心配で目で追ってしまう。

すると彼女はあるルールにのっとって行動を始めたのだ。

ここでもまたルール。

彼女独自のルールだ。

観察結果から推測された彼女のルールはこうだ。
ターゲットは中年男性。しかも電車内の扉脇に立っている人に限る。
座ってるおっさんセーフ。
立ってても座席前とか、とにかく扉の所じゃなければセーフ。
むろん若者やおばさんは問題外、安全圏だ。

で、彼女がそのターゲットに何をするかというと
背後から忍び寄りその人の肩越しに耳もとで

「オヤジオヤジオヤジオヤジ。おいっオヤジ!オヤジオヤジオヤジ。。。」

と、低ーい声で呟き続けるのだ。
ひとしきり呟いて気が済むと、次なる扉脇中年へと移動し
また背後から肩越しに「オヤジオヤジヤジ。。。」

車両内に戦慄が走った。
正確には、その車両内の男性陣がにわかに動揺しだした。

ちょっと見てれば彼女が決定したルールは明らかである。
脳天気に気付いていないおっさんはともかく、
ことの次第に気が付いた中年の自覚ある紳士は
速やかに扉脇を離れ、空いてる座席を探すなり
隣の車両に逃げるなりと手をうち出した。

困るのは中年の自覚は無いが、対外的に見てどうなのよ、俺。
というような微妙なお年頃の扉脇男性陣である。
さぞや葛藤するところであろう。
ここで逃げては「俺ってもうオヤジ」と自ら認めたことになる。
しかしいい気になって居残り、背後に彼女がピタリと張り付いてきたら?
二重の恐怖である。おおお、こええ。

さて、さっきから成りゆきを見守っているワタシは扉脇に立っていた。
目の前、つまり扉の反対脇には
まさに微妙なお年頃の男性が行動を決めかねて立っている。
目が泳いじゃってる。貧乏揺すりしかねない動揺っぷり。

リングサイドの傍観者を決め込み
無表情な仮面の下で意地悪にほくそ笑むワタシ。いーじわるー。
今は違うわよ。昔ね。これ。

彼女はおっさんどもを恐怖と失意のマットに沈めながら着実に近付いてくる。

そして…お!スルーです。お兄さん良かったね。

安堵した目前の男性の視線が、
自分をスルーした彼女を追いかけてふっと凝固した。

え?

男性の視線はワタシで止まっている。
正確にはワタシの肩のあたりに。。。

次の瞬間。
ワタシの左耳あたりに生暖かい吐息とともに

「オヤジオヤジオヤジオヤジオヤジオヤジオヤジオヤジオヤジ。。。」

!!!!!!!!!?

いやぁあああああああ。


…ね。

しつこいようですけど、なじぇ。。。?
どうしてなのさ。。。

今思うといじわるだったワタシへの戒めだったのかしら。。。
それとも心のおっさん度が彼女には見えたのかしら。。。

ビ、ビバ!千里眼!
他人の不幸は自分の不幸!!

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えー…ワタシの外観は決しておっさんではありません。
しかも当時はまだ二十歳そこそこの女子大生だったっつーの。

by omifish | 2005-10-27 19:35 |

vol.6 電車の中の愉快な面々。

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これはまだワタシが例のフェロモン全開だったころのこと。

日々の足に利用していた私鉄には
その沿線の駅に特殊教育の機関が点在していたので
その生徒さん達と乗り合わすことが日常であった。

誤解を恐れず言い切ると、
ワタシは知能だろうが精神だろうが、
障害(この表現もどうかと思うが)を持つ人々に対する偏見はあまり無い。
別に善人ぶった建て前ではなく、単に子供の頃から慣れていたのだ。
身近に養護保育園の保母経験者や養護学校の現職教師がいるし、
逆に少々正常から逸脱しちゃってるご本人さんも割と近くにいた。
自身が通っていた小学校にも特殊学級なるものがあった。
状態の軽い子は同じクラスで学んだりもしてたし。
まあ、まったく同じ感覚を持っているとは思えないまでも
あえて特殊な目を向けるほどマイノリティだとは思ってない。
当たり前に生活空間にいる人々である。

それはともかく。

彼等は、一概に全員では無いのだろうけど
やはり独特の思考回路をお持ちでいらっしゃる。
時として通常のコミュニケーションをとるのが難しい。
そんな訳で彼等もやはりちょっと対応に困る人になることがあるのである。

そこで冒頭の話しだ。

その電車の利用者に一人、独自のルールというか
自身のペースを貫く少年がいた。
彼は自分が乗り込んだ電車では、「全ての車両の全ての窓を叩く」
というルールを自分に課していた。
最前車両から乗り込んで、まず、片側の窓から。
窓一枚に対して平手一発。
彼には窓しか見えていない。…ように見える。
窓の前の座席に座ってる人々や、その前に立つ
つり革につかまっている人々には目もくれない。
一窓一発。
リズミカルにばーん、ばーん、ばーんと早足で叩いて行く。
最後尾まで行くと折り返しで今度は反対側の窓である。
その行為は彼が目的地の駅で降りるまで繰り返される。

乗り合わせた人々も心得たもんで、
彼が車両に現れて近付いてきた時だけ窓前に立つ人は空間を作ってあげる。
座ってる人はまんじりともせずに頭上を行き過ぎるのを待つ。
まあ、いつもの朝の光景というか、名物少年だったのである。
稀にその少年のルールを知らない人が窓前からどかないと
彼は軽くパニックをおこして頭を抱えて唸りはじめてしまうが、
驚いたその人が慌てて避ければ、また何事も無く
ばーん、ばーん、ばーん、、、である。
譲れないルールなのである。

当時ワタシは、先に友人からその少年の話しを聞いていた。

ある朝、比較的すいたその電車に座っていると、
少年が向かいの座席側の窓を叩きながら通過して次の車両に消えていった。

お。彼があの話しの少年ね。

ワタシの座っている車両は後ろから2両目の車両であった。
おぅ。もうすぐUターンした彼がこっち側に来るのね。
ドキドキした。
恐怖のドキドキではない。どちらかと言うと初遭遇にワクワクだ。

ばーん、ばーん。音が近付く。

ばーん、ばーん。もうすぐそこ。

ばーん、次だわ

…ぺしっ!「!?」

ぺしっ、ぺしっ。「痛っ!痛っ!!」

…彼はワタシの頭上の窓は叩かなかった。
彼独自の、何者の介入をも許さない、不動のルールが、…変わった。。。

彼がここへきて、叩いたのはワタスの頭である。

しかも3回。


窓の時と同じ一定のリズムは崩さず。

唖然とする車内一同が見守る中、彼は次からはまた

ばーん。
あぁ。やっぱ窓なんだ…。

ばーん、ばーん、ばーん。
一窓一発。

遠ざかって行くリズミカルな窓を叩く音。。。

…。

…少年よ、あなたには一体ワタシの頭が何に見えたのですか?
どうして、ワタシの頭なんですか??

でも、あの時、彼の中の不動のルールを変えたワタシって
もしかして凄いかもよ。
なんかフェロモン以外にも出てた?オーラとかっていうの?

ビバ!…で、電車通勤?いや、一発入魂?あ、三発?

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突っ込みようが無い。むしろ完敗。
by omifish | 2005-10-27 16:29 |

vol.5 フェロモン体質

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フェロモン

動物の体内で生産され体外へ分泌放出して
同種個体間に特有な行動や生理作用を引き起こす有機化合物。
仲間に危険を知らせる警報フェロモン、
異性を呼びよせる性フェロモンなどがある。
昆虫や哺乳類でよく知られている。

人が人に対して「あの人フェロモン振りまいてるね」
などと使う時、それはモテ系あるいはエロ系の
性フェロモンのことを指していると思われる。

でも実際フェロモンにはなにやら他にも種類があるらしいのだ。
特定の仲間に存在を知らしめ召集を促す集団フェロモンとか。

同種個体間に特有な行動や生理作用を引き起こす。。。

なんか身に覚えがあるような。。。

フェロモン体質。

そう。どうやらワタシはそれなんである。
しかしして、それは残念ながら性フェロモンでは断じて無い。
じゃあ何フェロモンなのよ。ということになるが、
しいて言えば集団フェロモン?
有り体に言うとちょっと対応に困る人フェロモンである。

独自の思考回路で世の中を捉えてる方々と言いますか。
はっきり言って幼少の頃からの経験を挙げ列ねるときりが無い。
丸一冊体験記が書けるくらいである。

ただ、ワタシのそれは成長とともに薄れるタイプだったのか
そういえば最近あんまりピンポイントで遭遇しないのよね
と思っていた矢先の出来事である。

彼等の嗅覚は素晴らしい。

都内のスクランブル交差点。
真っ昼間でラッシュと無縁の時間帯とは言っても
四方には歩行者信号が青になるのを待つ人の群れである。

青になった。

いっせいに歩き出す人の群れ。
ワタシの前にも左右にも、後ろにもがっちり人の壁。
が、しかし彼はそんな雑魚共には脇目も振らず、
確固たる足取りでずんずんワタシめがけて一直線であった。

2〜3人前の女性が大きく迂回したので
何気なくその先に目をやったら、いたんである。
ひたとワタシに目を据えた初老の男性が。
ワタシだけを見つめながら対側からいらっしゃる。
手にはワンカップ。でも浮浪者風では無い。
けど目が真剣すぎる。
というかワタシを通して別なものを見てらっしゃる。

ああ。…君もか。

この山のような集団の中から、なぜ、なぜ、ワタシを選ぶんだ。

彼はまっすぐワタシの前に立つと
手にしていた飲みかけのワンカップを「ん!」と言って
ワタシの鼻先に突き出したよ。
タプンと波打つ菊正宗。飛沫がワタシの顔に2滴程。
無言で見つめかえすと、尋常ならざる目付きのまま照れて笑い
「ん!」とまたワンカップを突き出す。。。

ワタス?ワタスは諦観の微笑みですよ。
「…急いでるんで。また。」

「ん。」
彼はあっさり引き下がって去っていったさ。

他の人には勧めることもなくそのワンカップ飲みながら。

平然と歩き出しながら静かに顔を拭うワタシ。

二人のあまりに自然なやりとりに
周りの人々は知り合いか?の目線。

ええ、ある意味知り合いですとも。
何と言うか種族として?くされ縁?
ちなみにワタシはいたってノーマルな思考回路の持ち主である。

ビバ!人類皆兄弟!

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…初対面だから。てか、飲みかけのワンカップってどうなのよ?

by omifish | 2005-10-26 19:17 | white>black

縁側通信 その参

季節もの

縁側生活開始とともに大活躍の七輪。
縁側飯愛好家の必需品である。


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松茸。
ち、ちいさいのぅ。


我が家は都内のはじっこを流れるT川沿い辺りである。
わりかしデカい川の近くなんで空の見通しが良い。
T川花火大会のお膝元。
家の隣は小学校のグラウンドだし上方ガラ空き状態。。。

ふふふ。庭から丸見えなんである。でっかい花火が。
音も相当なもんで、興味が無い人には騒音だけど。
実際、何事かと思うような胃の府にズンドコくる重低音。
そんな中で今年は庭で七輪焼肉花火の夕べを行ったさ。
参加してくださった皆さんありがとう。

それに味をしめてしまった。。。
もともとキャンパー気質で野外飯が好きなんである。
そのくせ面倒くさがりなんで出無精。
という相反するひねくれたワタシにうってつけ!
イベントじゃなかろうが、客人がいなかろうが、
しばらくは縁側で晩御飯な日々が続いたもんである。
いいねえ。炭火。いいねえ。七輪。
緑あふれる外気とともに喰らう秋刀魚、鯵の開き、蛤、茄子。
昨日は松茸喰ってやりましたよ!何処産かは不明な代物でしたが。
虫君と煙り君がやたら寄ってくるのが玉に傷だが、
まあ、それは当然の代価ということで。
ビールは冷蔵庫から直行便だから冷え冷えだし。
自宅だとトイレもすぐ家の中だし。これ女子には重要。

最近寒いけど、そのうち餅にもチャレンジしてみるぜ。
そーとなりゃ半纏とか、ちゃんちゃんことか着る必要があるな。
(イメージ暴走中。よく走ります。かなりなスピードで迷走します。)
軒先きに大根とか柿とか干さなきゃいかんのじゃないか?
ちゃんちゃんこ。。。どこで売ってるんだ?
by omifish | 2005-10-26 11:23 |

縁側通信 その弐

伸び放題に伸びた我が家の芝生は
Lawn grassという種だった。
そもそも芝生の種類が多数あるなんて考えてもみなかった。
しかしこれ、lawn=「芝生」grass=「草」で、
特に長毛種(犬猫じゃないんだから長毛ってこともないが)
っていう意味じゃないし、なんでこんなネーミング?
分かりにくいだろ。。。

兎に角。普通の芝生の上でおむすびを食べたい!
という想いから。普通(公園とか)の芝生を再度植えてみる事に!
そうとなりゃ、敷石も撤去して草スペースを広めに確保しよう。

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使用前


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撤去してみた。



よくハンズとかにブルーのゼリー状のものが詰まった薄い水槽で
蟻の巣の断面図を鑑賞する理科の実験君みたいな置き物が売ってて、
目にする度に少年魂をくすぐられていたが。。。


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撤去下に。。。
リアルな蟻の巣組織図。

かなりエグい。



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非情。もりもり掘り起こす。



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石がゴロゴロしてて掘り返しにくい。
かなりなストレス。


殺戮は続く。。。
既に長毛種(勝手に命名)が生えているスペースもわっしわっしと掘り返す。
ブルーになった。。。
「大量虐殺」の文字が脳裏に浮かぶ。
飛び散った芝の青々しさが目に滲みる。
とても映像ではお見せ出来ません。。。

そんなダークサイドを隠ぺいして、


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開墾地には普通の芝生
こんなの植えますの。

気をとりなおして
可愛さをアピールしてみた。


つづく
by omifish | 2005-10-24 14:38 |

vol.4 心頭滅却すれば火もまた涼し。

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これは記憶に新しい今年の猛烈に暑かった8月のはなし。
午後6時頃、都内某所ビジネスマンの街の交差点脇にて
仕事が一段落したワタシはスタバっておりました。
西日厳しいお外のベンチでまったりと通行人を見るともなしに。
前の通りには足早に通り過ぎ行くビジネスマンやら
お勤め帰り風のOLさんやらが、信号の点滅に合わせて
水槽の中のお魚さんのように一定の間隔でゆらゆらと
滞っては流れて行きます。

なんとなくその内の一人に引っ掛かりました。
歳の頃30代前半の爽やかなサラリーマン。
今時な感じにセットされた短かめの頭髪。
濃紺のスーツに無難なネクタイ。
黒くて薄いアタッシュケース。
颯爽と前を横切っていく歩調。
…歩調。歩…
…あ、足!?

裸足です。

ノーシューズ。ノーソックス。

ネクタイOK。上着のボタンもしっかり留めてOK。ズボンの折り目もOK.。

でも、ノーシューズ。ノーソックス。

手に靴を持ってるわけでも無く。

生の裸足です。

こうなると、照れたところの微塵も感じさせない
彼の凛とした表情が逆に何やら不穏なものに感じられます。
キリっとしてみえるけど、声をかけてみたら
その目線はあらぬ方向を向いてるんじゃ無いのか?
必要以上にデカい声で話し始めちゃうタイプじゃないか?
ドキドキします。

渦巻く心中とは裏腹にリアクションを忘れて無表情で見つめるワタシ。
信号が青になり、やはり颯爽とむしろ格好良く去っていく裸足ビジネスマン。

とっさに頭に浮かんだことは、
あの人今日はいつからノーシューズなんだろうか。
もしもかなり前からならば、
日中のアスファルトはさぞかし熱かったでしょうに。
ストイックなお方だ。。。

という感嘆でした。

その後我に還って友人達にメールで
この不可思議な事象の解答を求めたのは言うまでもありません。

ちなみに多かったのは
もんた的新しい水虫治療法実行中だろう。
というきわめて良心的な見解でした。私の友人達は心優しい。
咄嗟に彼の足裏を賞賛したワタシも今思うと心優しい。。。

健全な精神は健全な肉体から!
ビバ!素足健康法!

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営業外回りをさぼって人妻と密会中に亭主帰宅。
慌てて窓から逃走したため靴は玄関に放置したまま。
…じゃ、靴下は?

by omifish | 2005-10-24 13:04 | white>black

続・煙草礼讃

薄情女へのラブレター

僕があなたを裏切ったことがあっただろうか。
無い。ただの一度も。
思えば僕はあなたの今までつき合ってきた
どの男よりも長い間あなたのそばにいた。

あなたが嫌煙家の妻であった時には
物分かりのいい控えめな愛人として。
あなたが愛煙家の恋人であった時には
気さくで話しの聞き上手な友人として。
あなたが独りの時には
片時も離れず寄り添う恋人として。

一度あなたが僕のもとを離れて行った時も
僕は見送っただけだ。
あなたは僕無しではいられず一年後に戻ってきた。
僕はあなたの中に巣くってしまったんだ。
あなたの身体の奥深くまで入り込み
あなたの指先の毛細血管にいたるまで
僕はもうあなたの中にいる。

今あなたがまた行ってしまうなら
僕は見送ろう。
でも僕は常にあなたのそばにいる。
街角にも、酒の席にも、孤独な夜にも。
どこへ逃れても僕はそこにいるだろう。
時々未練たらしく流し目を送ろう。
あなたが魅了されるように色目を磨いておこう。

いつか長い旅路の果てにあなたが年老いて
嫌煙家の伴侶にも先立たれて
独り孤独な日々を送る時が来たなら
その時はまた優しく寄り添おう。
僕はあなたの孤独な余生を短くしてあげられる。
その時はもう包み込んで離さない。
優しい愛であなたの裏切りに応えてあげるよ。
by omifish | 2005-10-24 11:12 | gray zone

煙草礼讃

煙草礼讃

恋人よ、
喫煙は百害あって一利なしと言うなかれ。
そんなことは百も承知なんである。
承知しつつもなお吸うからには
個人的に親密にならざるを得ない
魅力があるんである。

薄闇にたゆたう紫煙の美しさ。
肺に満ちるビターなフレーバー。
一服すればたちまち外界から遮断され
己のインナーワールドにするりと
入り込める片道切符。
思考明晰、集中力向上
思考弛緩、緊張緩和
アッパー系にもダウナー系にも
変幻自在の特効薬。
たとえその売人が白衣を着た病魔でも…

プラテーロのロバのように
ドン・キホーテのサンチョ・パンサのように
独り行く渡世の心強い道連れなんである。
独り遊びの頼もしい理解者なんである。

ながらく一緒に苦楽を共にしてきた
このもの言わぬ心優しき伴侶を
私利私欲の為に見捨てて来いと
裏切れと、薄情な女になれと
あなたは言うのか。

ならばせめて愛しい伴侶に
さよならの代わりに
煙草礼讃 煙草礼讃 煙草礼讃
煙草礼讃 煙草礼讃 煙草礼讃
by omifish | 2005-10-24 11:01 | gray zone

vol.3 蜘蛛が大きけりゃ糸も太い?

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基本的に虫は苦手。

先日、善人になるべく決意したとは言え
お察しのことと思われますが、
博愛精神も希薄だし、(樹木と犬は別ね。)
仏教徒でも無いので、
我が家に迷い込んだ哀れな虫さんは
ワタシに発見されると亡きものとされてしまいます。

唯一の例外は蜘蛛です。
「朝蜘蛛は殺すな」とか言いますが、
我が家では昼だろうが、夜だろうが蜘蛛は放任主義。

大昔に読んだ芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の影響かなんなのか
幼少時代からなんか蜘蛛は退治出来ません。
日本本州には毒蜘蛛はいないっていうし、
別の虫くんを喰ってくれるかもしれないし。。
益虫よ。益虫。

ちっこい家蜘蛛に戯れで名前まで付ける始末。
どいつがどいつかは不明だが。

「あそこの家は蜘蛛に寛大だぜ。」と
蜘蛛社会でうわさが浸透してたかもしれん。

そうに違い無い。おお。。。。
御登場なすった。やつが。大親分が。
しかも一番無防備な状態をさらしている風呂場で!
狭くて濡れてて泡だらけで逃げ場の無い風呂場で!
おいら叫んだね。ご近所さんもびっくりなスクリームですよ。
でけえ、でけえ。手のひらの指を抜かしたひら部分サイズ。
脚の長い大蜘蛛が。

こうなるともう、蜘蛛だから殺生出来ないというよりも、
怖くて手出しが出来まへん状態ですよ。

ま、結局シャワーで遠隔からじりじりと風呂の窓に追いやり
家からは退場願ったわけですが。。。
殺生はしなかったということで、一応奴にも恩は売れたんだろうか。。
叫んじゃったけど。おびえちゃったけど。
大蜘蛛さん許して。さすがにあなたと共生は無理無理。

おいら、死んで地獄に落ちても、
蜘蛛だけは大小とりまぜてたくさん助けに来てくれると思うの。
うふ。
ビバ!虫も殺せないお人好し!

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それはそれで想像すると恐ろしい光景だろ。
つーか、だからワタシは仏教徒じゃ無いんだけどね。

by omifish | 2005-10-21 11:02 | white>black