ブログトップ | ログイン

翔 ぶ 魚

omifish.exblog.jp

<   2006年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

vol.65 幽霊列車

Side white

夏だからね。
怖い話もありなんじゃないかと。

高校生の頃の思い出。
ワタシの通っていた高校は横浜の田舎にあった。
不動産関係者に「陸の孤島」と称される
ワタシの実家のある駅から
さらに私鉄で下って行った先にあったのだ。
しかも途中から二股に分かれて
各駅停車のみの路線になる。
そりゃあのどかなものである。

朝でこそその高校に通う学生で混んでいるが
ちょっと時間がずれれば
下り電車なんて夕方の帰宅ラッシュまで人はまばら。

その日はというかいつものようにというか
遅刻したワタシは各車両2〜3名載せてるのみの
ガラガラの車両内でぼんやりと
学校に向かっていた。

いつもの二股の分岐点になる駅になると
乗客は急行に乗り換えのためにさらに降りてゆくので
各駅になるその路線でワタシのいる車両は
一人になってしまった。

まあ、この時間帯よくあることなので気にしない。
それにしてもいつもなら同じ遅刻者やら
何処に行くのか不明なお年寄りやらが
隣の車両とかにちらほら見えたりするのだが
その日に限っては
隣の車両も反対隣の車両も
それどころか直線で見える範囲のどの車両にも
誰も残っていない。

「おう。本格的に一人かもな。すごいねS線…」
などとS線の経営状況に余計なお世話的な心配をしつつも
まだワタシはいたってのんきであった。

そうこうするうちに電車は駅を出発した。
しばらく走るとトンネルに入ってゆくのだが
そのトンネルの直前あたりでいきなり異変がおきた。

電車内の照明が最後尾車両から
パパパパパと一斉に消えてきたのだ。
「え?」と思った瞬間に電車はトンネルに突入した。

闇。

朝っぱらから闇の中である。
しかも無人の車両内に一人乗っているのである。

!???
何事なの???

電車は通常ではあり得ないほどぐんぐん加速しつつある。

さすがに動揺したワタシは
座っていた腰を浮かせて他の車両に乗客がいないか
この事態をどう反応すればいいのか
同じ立場にいる人をとっさに探そうとした。

けれども
いないのだ。
誰も。
どの車両にもワタシ以外の乗客がいない。

闇。
暴走する列車。

な、な、なに?
世にも奇妙な物語なの?
タモリワールドに入っちゃったの?

呆然としつつ次なる展開を待っていると…

声がする。
最後尾の方の車両から
一人の男性が何やら叫びながら
凄い勢いで走ってこちらの車両に向かってくるのが
音で分かったのだ。
闇の中、姿は見えねど。

戦慄した。

そして次にワタシがとった行動は
無論、逃走だ。
相手が最後尾から走ってくるのであれば
こちらは最前列に向かうしか無い。
たとえ最前列まで行けば行き止まりだとしても
そこで立ちすくんだまま敵の襲来を待っている方が
怖いじゃないか。

走って逃げた。
とばしている電車内をよろけながら。
最前列に向かってとにかく走った。
得体の知れない男がどんどん距離をつめてくるのを
背中にひしひしと感じながら走った。
荒い呼吸音が迫ってくる。
どんな異形のものがいるのかと思うと
背中がこわばって
とてもじゃないけど振り返って確かめる勇気はない。
もう行き止まりの最前部は目の前だ。


一環の終わり。
頭は真っ白。


と…
電車がトンネルを抜けた。
いきなり車内が朝の太陽光につつまれ明るくなった。
真っ白になったのは頭じゃなくて
急な明るさのせいだった。


「お客さん!!」
荒い呼吸でぜーぜーしながら駅員さんは言い放った。
「なんで乗ってるの!?これ回送電車ですよ?!」

!!!!!

パニックに陥りながら全力疾走したため
お互い肩で息してるし
二人ともうっすら涙目。。。

***

その後停車する予定のなかった駅に停めてもらい
車掌さんのいる運転車両スペースの扉から
ホームに降り立ったワタシは
その駅のホームに居た人達の注目を浴びまくった。

しかしあの時はほんっとうに怖かった。
寿命が縮まったと思うよ。3分くらい。

でもあの駅員さんも
結構怖い思いをしたんじゃないかと思う。
だって顔がひきつってたもの。涙目だったし。

Side black
分岐点の駅で回送車両に変わってたらしい。
居眠りしてたわけでもないのに車内アナウンスをぼーっとしてて聞き逃したの。

by omifish | 2006-07-31 17:14 |

余談:どうこれ

この発想。
ここを読んでいただければ内容は把握できるはず。
なかなか面白いとワタシは思う。

http://www.iefd.org/lang/ja01.php

アメリカ内部から諸外国に向けて
“アメリカの民主主義を救ってください”という
運動が起こったのである。

別にアメリカさんに個人的な恨みもないけど
これ、多くの人が感じてることなんじゃないかしら。
ただ、いくら外部の各国家が言ったところで
負け犬の遠吠えっぽく処理されがちだが…

この内部告発的な革命思想。
かなり皮肉な感じですが。。。痛快な感じ。

まあ、ワタシは募金まではしませんが。
by omifish | 2006-07-26 12:03 | white>black

vol.64 で、あんたは何処から?

Side white

よくモノを無くす人が
「この部屋にはブラックホールがある」などと
SFの世界に無理な責任転嫁をするのは有名な話だが
ワタシが怖いのは
…ホワイトホールの方である。

ところで
所持品は自分で把握しきれる範囲内に収める。
これがワタシのモットーである。

ようは
「えーっと…で?
これって何だっけ?こんなの持ってたっけ?」
といようなモノは持ちたくないってこと。

ワタシは基本的にあまり物欲がない。
したがって新規でのモノがあまり増えない。
そもそも所持品の絶対数自体が極端に少ないのだ。
モノが少ない状態が好きなのだ。

初めてワタシの部屋に来た人は
たいてい「何にも無いね。」と言う。
「引越が楽そうだね」とも言われる。
むしろ「引越してきたばっかりなの?」とも言われる。
引越しつづける放浪人生なのでどれも正解である。

所持品の淘汰はココロと生活の新陳代謝でもある。
エコロジストには怒られそうだが
モノを捨てるのって気持ちがいいのだ。
すっきりする。
と、常日頃から持ち物の
少数精鋭維持に自信満々なワタシである。

次なる引越も迫ってきているので
またぞろ所持品の淘汰の時期がやってきた。
とは言っても
別に今さら大した選別は必要ないと思うがなっ
と鼻歌まじりに
パソコンデスクまわりをざっと物色

…えーっと
…ん?
あんたら一体何処から来たの?


開始10分後
さっそく正体不明な鍵を
しかも3本も握りしめつつ
途方に暮れているワタシがいるのだ。
…一体さっきまでの自信満々の立場はどうなるんだ。

それにしても見覚えないのよね。
何処の鍵穴におさまるべき鍵なんだ一体。
てか、いつからこの部屋に存在しとるんだい?
いうてもまだここに来て1年なのよ?
そんなに無用のモノが居坐れるほど
時間経ってないのよ?

結論
…この部屋にはホワイトホールがあるに違いない。
今頃この宇宙の何処かで誰かが
「鍵がねーんだけどこの部屋絶対ブラックホールがあるな」
って言ってるに違いない。
何処のどなたか存じませんがあなたの鍵はここにあるよ。

ちなみに「なんかのネジ」「なんかのボタン」も
何処かから流れ着いてきたもよう。

うーんSFだなあ。

Side black
…で、捨てとくね。
by omifish | 2006-07-25 17:47 | white>black

縁側通信 その十二

どもども。

青空バック リベンジ。
今朝9時ころ撮ってみました。
また向日葵。
ま、逆光だったけど。

a0040963_13213225.jpg
「頭デッカチ」ちゃん
デカイ。
てか頭重たそう。
これ、コントラストは強調しましたが
着色なんてしてませんから。空。
前回の『その壱拾壱』で一番左で蕾みつけてた子。
今はこの子が一番デカイ花咲かせてる。


ちなみに
a0040963_13442628.jpg
「葉っぱ」ちゃん
葉っぱもデカイ。
こんなんがワサワサ。
雨宿り出来るっちゅーの。


で、
上の「頭デッカチ」ちゃんの隣にいて
今一番の成長株。
前回の『その壱拾壱』では左から二番目だった子
もう一番背が高い。
a0040963_13272071.jpg
「のっぽ」ちゃん。
見上げる位置に蕾み?がある。
いや、ワタシだって普通に160ちょいあるのよ。
それで普通にカメラを構えてこのアングル。

見上げてますがな。
てか、奴に視野があるとしたら
完璧にワタシはその視界に入ってない。

…むーん。
偉くなったものよのう。。。
油かすとかやってた頃は
ちまちましとったくせに。。。

こんなに大きくなっちゃって
背なんかすごくたっかーい。
男前ー!
ん?ひまわりって女っぽいかな。
でも力強い感じするよね。
男勝りな女の子って感じか?

ま、そんな感じです。
のっぽちゃんがどんだけデカイ花を咲かせるか
今から楽しみー。
でも、花重すぎてみんな頭垂れ気味ー。
by omifish | 2006-07-14 13:53 | 植物の窓

縁側通信 その壱拾壱

向日葵
a0040963_2252280.jpg


家の側面に種から蒔いたものが
ぐんぐん伸びて
花を咲かせ始めたよ。
一番左のデカイやつは
優に2メートル越してます。

左から二番目のやつも
急成長中なので目が離せません。

写真とった時が曇りだったし
やつら太陽に顔向けてるから
花の正面から写そうとすると
背景が家の壁で美しくない…

青空バックで撮りたいなー。
by omifish | 2006-07-11 22:07 | 植物の窓

vol.63 ミクロな視線

Side white

いや、別にサイエンスな話しじゃ無いのだ。

子供の頃ってミクロ目線で遊びませんでした?
ワタシはあるよ。
例えば
青いタオルケット。
寝る前にそれをいい具合にたわませたりして
布団の上に波々と皺作って広げる。
んで
布団に頬を付けてアリンコぐらいの視点で見てみる。
大波小波の大海原に見えるっちゅう寸法です。
気分はバイキングっす。パイレーツっす。

ベージュのタオルケットなら無論砂漠です。
月の砂漠っす。
アラビアンナイトっす。
ん、もうめくるめく大冒険なストーリーが
展開しちゃうわけですよ。
もちろん妄想です。
子供にありがちな。

公園やら自宅の庭でもね
寝そべって芝生目線で空を見上げると
なんか凄いでしょ?
昆虫目線?葉っぱがビル郡みたいに見えるでしょ?
ワタシだけ?

んで
そんなナチュラリーな遊びから遠ざかって
幾年しなワタクシ
本日電車の中で思い出しますた。
そんなミクロ目線を。。。

満員電車って苦痛でしょ?
だって目の前5cmに人がいるんだもん。
目の前にいる人を人間として捕らえてたら
えらく疲れるわけですよ。

あれはね
人間って捕らえちゃ駄目なの。
あれはね
未知なる大地です。
ミクロ目線でみたら物凄くハードな
丘陵とジャングルに満ちた世界です。
ちょっとしたサスペンスです。
いや、ホラーでサイコです。

皆さんも今後
満員電車で10cm以内に人の後頭部とか
顔面とかあったら
ミクロ目線で冒険してみることをお勧めします。
ん、もう。
眼とか怖いよー。エログロです。
襟足とかも恐怖よー。
絶対。魔女とか出て来るし。

Side black
ちなみにワタシはTVゲームの類いは一切しません。
不器用過ぎて未だにとっかかりが不明。

by omifish | 2006-07-06 13:11 | white>black

vol.62 白地に薄墨の昇り龍

Side white

えらい久し振りに美容院に行ったら
変なパーマをかけられた。
バーテンダー募集の面接に行ったら
キャバクラだった。

どうにも冴えないこの頃。

ニート気味な今日この頃。

そんな
お家大好きな出無精状態を守りつつ
なおかつ仕事とは違った気分転換になり
没頭することで精神的な現実逃避もでき
かといって生産性もあること。。。
そんなものを探しておりました。

いいのがありますた。
それは浴衣です。浴衣製作です。
この夏に活かせるし…

今年は自作浴衣を着るよ。ワタシ。

で、これはもう何年も前から
白地に薄墨の昇り龍の柄の
反物を探してるんだけど。。。
水墨画のような感じのもの。
それにどす黒い渋い赤い帯を合わせたい。
ところが
肝心のその柄の反物があんがい無い。
昇り龍ってだけなら
ちゃっちーヤンキーっぽいのは時々あるけど。
あと良いものだと黒地に白の龍はあるけど。

そんな柄は極道っぽすぎるとか
やめなさい的なアドバイスをしばしば受ける。
やはり?
でも
極道っぽくじゃなく着こなせば
格好いいと思うんだが。
いかがなものかしら。

ま、そんなこんなで実行に移せたら
経過報告いたします。
いっこうに話題に出ないようなら
…こいつ挫折したな。
と思って下さってまず間違いないと思われます。


Side black
手縫いなんてしませんよ。面倒だもん。ミシンミシン。
by omifish | 2006-07-05 22:15 | white>black