ブログトップ | ログイン

翔 ぶ 魚

omifish.exblog.jp

<   2006年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

vol.81 背中に風船ついてますよ?

Side white

「変」ってどういうことなのさ。

何年か前に本人から聞いた話なのだが
学生時代自分が「変」だってことを
周囲に一目瞭然で知らしめるために
背中に風船をつけて登校していた…という知人がいる。

水素で膨らました宙に浮くバルーン。

こう、ヒモの先端部分をジャケットの背中に貼付けて
正面から対峙するとちょうど彼の頭上にふわふわと
ピンクの風船が浮かんでるっていう寸法だ。

…どうなんですか。それは。

彼いわく
そうして最初に先入観を持っておいてもらわないと
後からコミュニケーションに支障が出るんだそうだ。
自分は見た目は平均的だが
言動も思考もちょっと奇抜である。
親しくなって中身が判明してから
人に責められたり疎まれたり…そういうのが面倒くさいと。
だから最初っから予防線を張っていたんだと。

その彼の奇行が本当に己の「エキセントリック」さを
周囲に知らせる危険信号としてだったのか
自称変人の「目立ちたがり」行動だったのかはともかく
ワタシが知り合った頃には
もう風船を着けていない繊細な青年だったので詳細は不明だが
学生時代の彼の友人はどう対応してたのだろう。

「よう!次の講義一緒に出ようぜ!」と
笑顔で近づいてくる彼の頭上にはピンクの風船がふわふわ。

「ここ空いてる?」と学食でうどんののったトレイ片手に
隣に座ってくる彼の背中にはピンクの風船がふわふわ。

「最近彼女が冷たいんだよな…」と深刻な面持ちで
恋愛に悩む彼の顔の横ではピンクの風船がふわふわ。

シュールだ。…中途半端に。
ダメさ加減にくらっとしそうだ。

だって
つけてる本人には背後や頭上は死角だろうが
側にいる友人にとってみたら
常に視界のどこかにピンクの物体がふわふわ。だ。

もはや、彼の顔に向かって話しかけていいのか
その横の風船に向かって話しかけたらいいのか
分からなくなってくるのだ。
中にはパンチングボールに見立ててなぐってる輩や
破裂させようとシャーペンを突き立てる輩がいたって
おかしく無さそうなものだが。
…ワタシならやったと思うよ。
パーン! はっはっは。ってな。

同じ「排他的な自己主張表現」でも
スキンヘッドの頭にタトゥー入れるとか、顔中にピアスとか
いっそ女装とか、常に手首に包帯巻いてるとかなら
その排他的な「触るな危険」(いろんな意味で)
という信号は分かりやすい。
むしろ共感する同志が集まってきて交流が発展するんだろう。
パンクとかさ。女装の集いとか。自殺クラブとか。

でも風船はさぁ。
だって風船だよ?背中から風船ぷかぷかだものなぁ。
意図する信号がねえ…不明瞭ってか難解だよねえ。
危険なの?牧歌的なの?
寄ってきて欲しいの?欲しくないの?
なかなか同じ表現する同志もいないだろうしなぁ。
グループ発展は無理なんだろうなぁ。

と、そんなことを思い出したのは
今日
街中でコートの後ろ首の襟元から
バルーンをふわふわさせているサラリーマンを見かけたからだ。

!!!!!!!
いた!

いたよ!少数派の「風船自己主張主義者」が!
どうする?ワタシ。意図とかインタビューしちゃうのか??!
と、つかの間逡巡していたら
近くのおばさんがさっさと近づき

「背中に風船ついてますよ?」

と、取ってあげてしまった。。。
…お、おばさん。
その人の危うい瞳の光に気付いてないんですか?
その人はおそらく「目立ちたがり」じゃなく「本物」ですよ!
「エキセントリック」な方ですよ!
気を付けて!!!

Side black
今度街中で見かけたら、勇気を出してインタビュー!
by omifish | 2006-12-27 17:25 | white>black

vol.80 除籍覚悟?

Side white

ども
みなさん年末進行で仕事してますか?
もちろん
ワタシも年末進行で仕事が山積みです!

とうとう
2年連続でイブにさえミサに行きませんでした。
不良信者どころじゃありませんよ。
おそらく天国の信者名簿からは
とっくに除籍されてることでしょうよ。

そんな、あわあわしている最中の
今さっき
大雨の中、濡れた石畳に足をとられて
盛大に尻餅を着いてきたomiです。

その拍子に手にしていた傘を放ってしまい
後方にいた派手ないでたちのおばちゃんに
かなり大量に雨水を引っ掻けてしまいました。
…おばちゃんとばっちり。可哀想。

しかしですよ。
路肩の水たまりにぺったり座り込んで
縁石に強打した腰の痛みに呻いている
乙女(そのおばちゃんに比べたらね)に向かって
舌打ちをくれるというのはいかがなものか。
「ちっ」って
…ねえ、今「ちっ」って言ったの?!!

(はあ)
…いや、むろん、謝りましたけれどもね。
しかし、その刹那
謝罪する気が半減してしまったのも事実です。
ワタシはやはり心の狭かオンナですたい。
信者名簿から除籍されても当然ですたい。

泥水よりも
十二月の夜の雨よりも
世間の冷たさが身に沁(し)みました。
嘘です。
一番凍(し)みたのはやはり
お尻全体を浸からせた泥水です。

おちり…つべたい。
…ぅぅ。
会社で脱ぐわけにはいかんからの。

今日の教訓
寒さが身に沁みるこの季節は
人の情けくらいは温かくあってほしいということ。
せめて自分はそうあろうということ。
だから
さっき半分の気持ちで謝った、残りの半分は
ここで謝罪表明します。
「派手なおばちゃん、ごめんなさい。」

だって師走っつたらさ
お地蔵さんの化身とか天使とかが
人の世にお忍びで来たりする季節だよ。
日本昔話でも海外の童話でも
そういうことになってるんだよ!!

今時期に出くわした人に親切にしといたら
その人は本当はお地蔵さんでさ
正月の朝に家の前に米俵とかモチとか
置いてあるかもだよ。くふふ。

Side black
…って打算じゃん!…やっぱり除籍!!!
by omifish | 2006-12-26 20:02 | white>black

vol.79 没になった古拙の微笑

Side white

どうも。
最近どうも更新が滞りがちなので
夜蝶時にさんざんマスターや客に突っ込まれた
「アルカイックスマイル」についてでも
書こうかと思っていたのだった。

(なんせ、おじさま達はアルカイックスマイルを誤解している)
(あれはモナリザ限定じゃありませんから!)
(別に冷たい微笑みの代名詞でもありませんから!)
(ワタシは普通に微笑んでいるつもりですから!)
(ワタシゃ仏像か!)
(満面で笑いなさいって…難しいっす!)

あんまり「アルカイック、アルカイック」言われて
こんちくしょー。
曖昧で不的確な使い方しやがって。と、憤り
時間のある時にアルカイックスマイルの定義とか
日本への伝播経路とか
色々調べてみたりはしてたんだけど、
ギリシャから発生して日本の飛鳥時代の仏像に
その「古拙の微笑」が表れる直前辺りで
あまりの壮大なスケールにしばし休憩。。。
シルクロード時代が長いんだもの!
ついつい脱線して周辺の民俗学にまで及んじゃうんだもの!

削っても削ってもレポート用紙何枚分だよ!
卒論か?…みたいなね。
ワタシは一体今どこの大学を卒業しようとしてるんだ?
このゼミはやはり宗教美術比較論なのか?
ってほどの内容になっちゃっいまして。
このブログで「全5回アルカイックスマイルのルーツを辿る」
とかやってもしょうがないので
しばらく放っておいてあるのだ。
ま、たぶん没でしょう。。。

そして
そうこうしているうちに夜蝶を引退したので
もう、おじさま達に
「間違っとる!!!」と自説を披露する機会も失われました。
いや、むしろ夜蝶勤務中は
客にそんな反論は許されませんがね。

つまり結局どこでも披露する機会の無いわけで
無駄にピンポイントな知識をがむしゃらに習得してしまった。。。
でも調べてる期間はすんごく楽しかったわー。
だから、ま、いっか。

ご興味のあられる方は
今度個人的にワタシを飲みに誘って下さい。
2時間くらいの講習になると思われます。ながっ。
途中トイレ中座は2回まで。きびしっ。

Side black
…結局何のネタも無いのに書いてしまった。駄目じゃん。
by omifish | 2006-12-12 17:25 | white>black