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翔 ぶ 魚

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vol.93 たまには恋の話

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春だからね。

みなさんは素敵な恋愛してますか?
あら?もしかして引いてる?
ま、拒否反応の人は置いてゆこう。

斯く言うワタシも、もちろんご想像の通り
この手の話題は全身痒くなったりしますがね。

ワタシは、惚れっぽいの対極にいる。
なかなか人を好きにならない。
じわじわと時間をかけて、
おう!この人のことかなり好きかも!
と気付いた時には
その恋愛自体は峠を越していたりして
時すでに遅し…みたいなこともまま、ある。
そしてワタシは鎮火もとろい。
お互い恋愛感情が無くなり
それまでの関係を解消したとしても
まあ、でも別に嫌いになる必要も無いしねえ
などと、のんきに構えてしまうのだ。

したがってワタシは元恋人で現友人
みたいな面々が複数いたりする。
きっぱり切れないのだ。

よく、恋の終わりを
男は引きずるけど、
女はさっさと気持ちを切り替える。
とか言いますでしょう?その伝で言うなら、
ワタシってば男らしいってこと?。

オイラの砂時計の
キュっとなってるウエスト部分は
かなり細身の構造になってるらしく
ったく、いつまでちんたら落砂しとんじゃい!
と、ムキーっとなることもしばしば。
長いフェードアウトにも程があるっつの。

しかしだ!
先日ワタシは知った。
どんなにとろくても最後の一粒が落下し
「オイラ、この人のこと微塵も好きで無い!!!」
…と、思い知る瞬間はふいに訪れる。

ま、そんなことより、
前回の恋愛から半年経ったし
そろそろさっさとそこら辺の
新規のおのこに惚れてくれんかいのう
ワシの恋する心は…いつまで休憩しとるのじゃ。
と、我が脳内の婆やも心配する昨今。

うむ。心の乙女率向上には
やはり、スカートじゃな。
スカートでも履いて春風の中を颯爽と歩いてみるのじゃ。
…言葉遣いは婆さまでも発想は中学生。

さっそく、えらい久しぶりにスカートを履いてみた。
ら、
あらあら、大変!その日のうちに
新規の男性からお声がかかったよ!
おそるべし、スカート効果。
侮れんなぁ、スカート効果。

しかし、
出会いが即、恋愛感情に結びつかないのがワタシだ。
それは全くの別問題。。。
うーむ。惚れっぽい人々がうらやましいぞ.
こんちくしょう。

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とは言ってもそんなにスカート持ってないから結局またジーンズ…
by omifish | 2007-03-27 19:08 | white>black

vol.92 長い夜

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これはvol.91「エマージェンシー」の続編です。
先にvol.91からどうぞ。セットでお楽しみ下さい。

昨夜、緊急事態勃発のため
夜中に戦地から
戦況の実況中継を発信したワタシであるが
これは、一夜明けての報告書である。

***
むろん、ワタシは様々な脱出方法を考察した。

Q1. ドアを蹴破る?
A1. 家自体が割と近年建て替えられたもので
老朽化も見られずかなり頑丈。
しかも、壊した後の弁償手段をワタシは持たぬ。
それだけの破壊力も待ち合わせておらぬ。

Q2. 家人を呼ぶ?
A2. 深夜1時過ぎである。
家人どころかご近所さん迷惑甚だしい。
また、内容が内容なだけに
翌日以降近所を歩けなくなること必至。

Q3. やはり窓から?
A3. 一番有力。
しかし、だから我家の二階は結構高いのだ。
しかも、ワタシの部屋にはベランダが無い。
つまりポール伝いで下りることも不可。
飛び降りは…
…これ以上青タン増やしたくない。
てかワタシの運動神経で青タンで済むか疑問。

くそう。こんな時こそオリローの出番なのに!
なぜ、我が部屋には設置されてないんだオリローよ!
松本機工株式会社さん、是非一家に一台、
いや、一部屋に一台のオリロー普及を!!
今ならワタシ、一緒に営業するよ!

…はっ。
ロープ…
シーツを引き裂いて縦に結んでロープ!
なんかで見たことある!
シーツぐらいなら弁償可能だよ!

…やるか?
やるのかワタシよ。
アドレナリン噴出。小さくドキドキ。

えぇぇ、でもぉぉ。
なんか、あまりのその緊急避難図っぷりに
そこまでする?と、脳がはげしく躊躇する。
そこに詰め寄り、ことの緊急っぷりを直訴する膀胱。
脳vs膀胱
理性vs本能(生理現象)
穏健保守派vs革新武闘派

脳内の激しい抗争には
なかなか決着がつかない。
そうこうしているうちに武闘派の勢力後退。
なぜなら
もうそんなアクション映画なみの
激しい運動に耐えられる程
括約筋に余力が無いことを悟ったからだ。

…待とう。
一番消極的で先行きが不明瞭だが
ここは待機しか無い。
家人が、いや、援軍が
偶然この戦地の前を通過し
僻地で起ってる緊急事態を察してくれる瞬間を。

長い長い夜であった。
無事バリケードを解かれ、任務遂行の後に
ワタシが戦い疲れた身体を横たえられたのは
朝の6:30であった。
ああ、朝日が目にしみる…

しかしなぁ。今になって思えば
シーツを引き裂いて縦に結んでロープで脱出…
ちょっと、やってみたかったな。
あの尿意さえ無ければ冒険心に負けて…
ワタシのことだ…決行していただろう。

だが
あの尿意が無ければ
そこまで切迫した状況ではなく。
シーツでロープの必然性が皆無なのは明白だ。
まだ、混乱してるのか?ワタシ。

緊急事態でも無いのに夜中にそんなことしている奴は
青臭い家出中学生くらいのものだ。

とっくに成人しているワタシがやったら…
むろん、ただのトチ狂った人だ。

…だってそのまま玄関から帰ってくるんだよ?
by omifish | 2007-03-23 14:14 | white>black

vol.91 エマージェンシー

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時々、ワタシのブログを見た人が
そんなに頻繁に珍事にあわねーだろと、
創作だろと、おっしゃる。

何か?
あいにく全て実話ですが…?

しかし、注釈を付けるならば
ここは日記ではありません!(きっぱり)
短編、あるいはエッセイだと思って読んで下さい。
じっさい、文章やたら長いでしょ?

何をこんなに苛立っているかといえば
今、まさにワタスが
あり得ない漫画的状況にいて
大変困惑しているからだ。。。
こんなん初めてっす。
むしろ、絵空事であってほしいぞ!
くそぅ。

自室(寝室)の外に立て掛けてた折り畳み椅子が
ドアを勢い良く閉めた際に
どうやら、、バターンと、、、、
倒れたらしい。
そして、つっかえ棒がわりになってるらしい。。。
開かないんだよう!扉が!!!
ト、トイレに行きたいよう!!!
くう。。。どうする!おみ!!!
夜中に洗面所にも行けず扉の前で
腕組みしつつ煩悶。
うーむ。
明日、出社できるのか?

窓から出勤か?
ここ、二階だけど…。てか、家、隠し中二階があるから
かなり高めな二階なんだけど…。

いや、それ以前に目下の大問題は
この尿意だ。
(下品な話題で申し訳ない…)
ペットボトル…いや、それだけはダメ!!

***
vol.92へ続く…
by omifish | 2007-03-23 01:56 | white>black

vol.90 隠れた身体能力発見

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齢三十を越して、己の身体が意外と柔軟であることを
文字通り身をもって知った。

これまで、自分は柔軟性とは無縁だと思っていたのだ。
そもそも、
運動能力とか、身体能力といったものと縁がない。
みじんも。

高校時代の運動能力テストでは
3年間下から数えて一桁の順位だった。
クラスでじゃないよ。学年で。1クラス40人×7組
…280人くらいの中でだよ。

いやいや、
ワタシは己の隠れた身体能力に気付いていなかったのだ。
潜在能力ってやつ?

その新事実を知ったのは昨日だ。
駅の階段の最上段で、ワタシは足を踏み外したのだ。
と、
前のめりになり転がり落ちた。
転がり落ちたと言うからには文字通り
回転しながら落下したのである。
3回転目までは自分でも数えていたが
あとはもうやぶれかぶれ。
途中でくい止めようとは思えども
自分の意志ではどうにもならないほど
勢いがついてしまっており
かなり長い階段を下のフロアに行き着くまで
ノンストップだ。
自分がどんな体勢で回転しているのかも分からず
衝撃に耐えぬき、ようやく着地した時は
心底ほっとした。もの凄く長い時間に感じた。

呆然としながらへたりこんでいると
同行していた上司が血相を変えて駆け下りてきて
無事を確認したのちにこうのたまった。
「すっごい身体柔らかいんだね!!」
「階段をでんぐり返しで下りた人はじめて見た!」


前転してたんですか、ワタシ。
しかも4回転半。
はあ。

その後も上司は人目もはばからず
あの派手な落下にも関わらず
骨折もねんざもしていないワタシの身体の柔軟性、
及び受け身の秀逸性を大笑いしながらほめちぎってくれた。
学生時代は何かスポーツやっていたの?とまで聞かれた。
どこか周囲の人垣の中で小さく拍手がわく音が聞こえたが
むろん、無視した。
…こういうときこその無表情。無表情バンザイ。

それって骨が頑丈なだけでは?とか
ただ単に石頭なのでは?とか、
そもそも、
スポーツを嗜むような運動神経を持ち合わせていたら
階段を踏み外さないのでは?とか
当然浮上してくる様々な疑問は
この際ドラム缶にコンクリ詰めにして
バミューダ海域に沈めます。東京湾では生ぬるい。

もちろん、無傷ですむわけが無く
体中、全身、打ち身と青タンだらけだ。
たんこぶというものも久しぶりに作ってみた。
目に見える顔とかにケガがなくてほんとに良かった。
きっときっちり頭は膝の間にしまい込んでたんだろう。
うむ。じつに模範的な前転だね。omi君。
はいっ先生!ありがとうございます!
でも、次からはちゃんとマットを敷いて挑みなさい。
はいっ先生!
あ、その際、マットの耳はきちんとしまって下さいね。
引っかかったら危ないですからね。
はいっ先生!


脳内で赤白帽をかぶり、体育授業をうけていたら
昨日の件の上司がそっと近づいてきて
「頭はこわいからね。念のためCTスキャンは受けなよ。」
と、やさしいお顔でご忠告くださり去って行った。
うっすらその瞳におびえが浮かんでいたのは
むろん、気のせいだ。

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…色んな小部屋が写し出されたらそれこそコワいのでやめておこうと思う。
by omifish | 2007-03-16 17:45 | white>black

vol.89 ぐほっ

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「抱腹絶倒」を信用していない。

手に取った本の帯にその文字があったら
まず、買うのを躊躇する。
ことによったら、少しばかり眉根を寄せてしまう。
そして、うさん臭気に一瞥して棚に戻してしまう。
「爆笑必至」もしかり。

押し付けがましい笑いを得意としていないのだ。
帯に書いてあるものは
その著者の意図でないものもあるだろうから
気の毒に思ったりする。

「抱腹絶倒」とまでうたっていなくても
「電車の中などで読んではいけない」とご丁寧にも
読む場所を指定してくるものもあまり信用していない。
しかし、こちらはさすがに買うのをやめるほどではない。
脱・皮肉屋、だからの。
…だったら「抱腹絶倒」も読めという心の声は黙殺。

先日購入した本がそうだった。
ある方のエッセイについての書評で
「電車の中などで読むと危険」といったことを
ワタシが好んでよく読む二人の別な作家さんが
それぞれネット上でされていたが、
むろんそんなのは無視だ。
だいたいワタシは購入した本を寝かせておけない。
堪え性が無いのだ。

レジで会計して、本屋を出る頃にはもう開いている。
読みながら歩き、
読みながら喫茶店に入り、
読みながらコーヒーを飲み、
読みながら煙草を吸い、
読みながら尿意を催し、
読みながらトイレに入り、
さすがに手を洗う時はしばし中断、
読みながら喫茶店を出て、
読みながら信号待ちをし、
気が付かぬうちに2回くらい青信号をやり過ごし、
読みながらエスカレーターで下り、
読みながら改札を通り、
だからむろん読みながら電車にも乗る。

そのエッセイ集は
たしかに、
話を進めるごとにシュールになってゆくので
不穏な感じはしていた。
記憶と妄想の渾然一体感が何とも言えず共感出来て
すぐに引き込まれた。
しかし、吹き出すような地雷源は見当たらず
やはり「電車の中などで読んではいけない」は信用ならんな
でも、別の意味で面白いしそんなのはもうどうでもいいやと
淡々と読み進めていたのだ。

ら、
いきなりストンと落ちてきた展開に
こらえるためのコンマ何秒かも与えられず
「ぐほっ」
唐突にでっかい変な声が出てしまった。
己のものとも思えぬ奇声に自身もびっくり。
偽りの咳になだれ込んでごまかすといった
王道の「今のは咳よ咳なのよ」手段も使えぬほどの
何処に出しても恥ずかしくありません的な
それはそれは立派な
「ぐほっ」っぷりであった。
いや、だから恥ずかしいんだけどね。
吹き出すというよりも、噴き出す。いや、吐き出す。

まいった。
その後、恥ずかしさと、躍動する横隔膜との闘いで
どうしようもなく赤面するも、
読むのを中断出来ない悲しい性のワタシは
人目もはばからず肩を震わせつづけ
笑い声も洩らしつづけた。
しかもその声は一応耐えてるためにむしろ唸り声に近かく
なおいっそうのこと
車両内に同乗した人々を恐怖におとしいれたことと思われる。

しかし「吹き出し」地雷を踏みしだいたのが
喫茶店でコーヒーを口に含んでいるときでなかったのは
不幸中の幸いだったろう。
(本当か?危険人物扱いも相当痛手だ)

あー苦しかった。
しかし
不幸と隣合わせの屈折した悦びはつづきがあるのだ。
なぜなら
恐ろしいことに、本日ワタシは件の著者の
もう一冊のエッセイを購入したばかりだからだ。
…今日の帰りの電車が今から心配だ。
その著者の本業が翻訳業で
自身のエッセイは2冊しか出てないという現状は
ワタシにとって悲しむべきことなのか、もう分からない。
まさに心うらはらだ

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花粉症のフリして、大きなマスクとか付けてことに挑むか。

※岸本佐知子さんの『ねにもつタイプ』という本です。

by omifish | 2007-03-12 16:54 | 本・映画