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翔 ぶ 魚

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vol.117 夏前の怪奇

「それじゃ、消防訓練にならないでしょ!!」
という自分の怒声で目が覚めたのである。
なぜかワタシの寝言は常に大声だ。
関係ないけどそれで思い出したワタシの中の未解決話。

あれは数年前
池尻大橋のマンションに一人で住んでた頃
ワタシの夜の日課の散歩に必ず同行する人がいた。
…10mくらい背後で勝手に。
ワタシの散歩は深夜だ。
しかも気分によって時間もコースもいい加減。
にもかかわらず、その陰のガードマンは皆勤賞であった。
ずっとひたひた付いてくる。
とくに実害は無いが不気味ではあった。
当初は怖がって撒いてみたりと色々試みたが
出発時からいるってことは既に自宅は知られてるわけだし
ま、後は向こうの出方次第だと放っておいた。

その頃のこと。
深夜に目が覚めると玄関に続く扉(上半分が磨りガラスになっている)
の向こうに人影がある。
もしやあのストーカーか?と
ぎょっとして固くなって見守っていると
その扉を開けようとしてがちゃがちゃやっている。
室内の扉で鍵なんか付いてないから
簡単に開くはずだが開かないらしく
だんだんじれたように動作が乱暴になってゆく。
さすがに怖くなって「誰?」と叫んだら
その自分の大声で目が覚めた。

夢かよ…と安堵しそのまま忘れた。

数週間後
仕事後に散々飲んで深夜に帰宅し
玄関から入り寝室に続く扉を開けようとしたら
開かない。
え?鍵なんて付いて無いのに?酔ってるからか?
と思って必死にがちゃがちゃやっていたら
中からおびえた声で「誰?」と言われた。
自分の声だった。
心底ぞっとしてその日はそのまま家を出て友人宅に泊めてもらった。

あれは、本当に自分だったんだろうか。
名乗って中に入っていたらどうなってたんだろう。
今でも謎。

by omifish | 2008-06-25 22:26 | 向こうの町

六月十八日 職人気質

久しぶりに不必要に長い。すんません。

パーマを。
パーマをかけるつもりだったのだ。ワタシは。
二週間以上前に予約を入れた時も、今日の受付でも
はっきりこちらの意向は告げたのだ。
パーマをかける気満々でこの日に臨んだのだ。
とどこおり無く美容師がはさみを入れている最中も、
その行為はパーマをかける前哨戦なのだという心づもりだった。
しかし
ついぞワタシの髪にパーマはかからなかった。
美容師の一言
「パーマの必要は無いです。」によって…

話をさかのぼろう。
ワタシは美容院難民だ。
いわゆる行きつけの店は無い。常にいきあたりばったり。
よって失敗もしょっちゅうだ。
しかし来月にはちょっと大事な宴がある。
今失敗するとかなりな痛手だ。
なので今回は知人が全幅の信頼を置く美容師さんを
紹介してもらうことにした。
本来思い立った日に直行したいところを
めずらしく予約して待ちに待った。


カットの天才(知人談)の美容師さんは
己のカット技術に絶大なプライドを持つ美容師さんだった。
まず、店には通常美容院にあるような
ヘアカタログの類いが皆無だ。
客が「こんなイメージでぇ」とかって指標とする
なまぬるい偶像はシャットアウトだ。べらぼうめ。
寿司屋のごとく。
お品書き排除の職人まかせ。

ほほう。
いやしかしね。
イメージを言語で伝えるのは結構危険だよ?
そこら辺の難しさはこちとら経験ありですよ。
個々の感性に誤差があるからね?
とか思いつつも、ワタシなりに伝えてみようとする。
えっと、毛先だけCラインに巻いてさらっとふわっと。
全体的には甘くなりすぎないように大人っぽく。
シャギーとか入れてもらって結構なんで
ここら辺をしゅーっと細くして。
とか。
…聞いちゃあいねえ!
いきなりハサミ入ってるよ!!!

…ま、いっか。
途中でこちらの意向を聞くだろう。
ことさら店員と会話したくないワタシは
結局こちらも持ってきた文庫本に集中。
で、
「えーっと終わりました。パーマの必要は無いです。」
美容師さんのさわやかな声。

ん?
必要??
なぜ
なぜ、ワタシの頭のパーマの是非をあなたが決めるか。
しかも
こちらの事前の希望髪型をろくに聞いてなかったのに。
本から目を上げてしょぼしょぼと
鏡に映るの己の新しき姿を見るワタシを
慈愛に満ちた聖人のごとく微笑みながら見守る創造主。

「パーマの必要は無いです。
 あなたの毛の流れと気の流れを見極めて(本当にそう言った)
 カットをしましたから。」

…ありがとうございます。
…ただ、えーっと。パーマをですね…今日はね…

「必要ありませんねぇ。今が完璧な状態なんで。」

…そうすか。

美容院難民継続中。

by omifish | 2008-06-19 01:50 | white>black

六月十二日

入稿が無事済んで久しぶりにのんびり。
昨日は晴れていたので本屋へ。
事前にネットでチェックしてあった
好みの作家さんの新しい本を確認。
その次に文庫コーナーへ移動して物色。
それほど琴線に触れるものは無いな
と思いつつも3冊程選択する。
それから児童書コーナーへ。

最近は過去に自分が読んだ児童書を
片端から読み直すということにはまっている。
なつかしかったり、ばかばかしかったり、
新たな発見があったりと結構盛りだくさんな
感想が持ててなかなか楽しい。

それにしても…
最近の児童書って一体どうなってんの…
青い鳥文庫…「若女将は小学生」…
表紙もどれもアニメちっくで度肝を抜かれました。
な、なんか背中がムズムズするぜ。
世代の差なのか…
しかし、昔は無かった山本容子さんの挿絵で読む
「不思議な国のアリス」はちょっと興味あり。
まあ、昔ながらのシリーズも少しはありましたが
お目当てだった本は無かった。

レジでまとめて本を購入。
むふ。とうぶん雨でも大丈夫さ!
って、つもりで購入するんだけど
ワタシは堪え性が無いというか
コストパフォーマンスが悪いというか…
とにかく計画性が無くて
一日経った今日の時点で
昨日4冊購入したもののうち
もう3冊読み終わっちゃってるんだものな…。
ふ。今日もまた本屋へ行くか。

あ、晴れてきた。

by omifish | 2008-06-12 17:27 | 本・映画