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翔 ぶ 魚

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九月二十九日 5番目の部屋


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出だしはなんかの果実っぽい。
後半は中国舞踏のお面っぽい。
下段の中2つはネコとかウサギのキャラクターっぽい。



そして、見返り美人的なアングルショット。

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自分の内部を見る機会などそう無いので
診断を受けている間も興味津々でくいつき、
ダメもとでCTスキャン画像をくれと言ってみたところ
CD−ROMに焼いてくれた。
焼き付け代は一千円也。…妥当なの?

ワタシの脳の真ん中には、第5脳室と呼ばれる空間があるそうだ。
(別名:透明中隔嚢胞/ベルガ腔 保持者は人口的には0.3〜1%)
いったい何の部屋なんだ。よもやじいさんの休憩室じゃあるまいな。
とにかく、その空間があるとプロボクサーにはなれないらしい。
…世界王者になる可能性は潰えたな。残念。

by omifish | 2009-09-29 19:30 | white>black

九月二十八日 ちくまがつぼ

いま欲しいと思う本をざっとあげてみたのだ。
12冊ほどだったので、出版社も調べてみたら
そのうち、筑摩書房の新刊が1冊、単行本1冊、ちくま文庫が4冊。
…半数がちくまじゃないか。
ちくま、凄いね。ワタシに大人気。

いや、しかし、これはちょっと偏ってはいまいか。
もっとワタシは他の出版社にも目を向けた方がいいんじゃないのか。
と、おのれの取捨選択に疑問が湧いたりもする。
ただ単に今の気分の問題なのだろうか。
それとも、今までも気付かずにちくまばかりを集めていたというのか。
すかさず、本棚に目をはしらせる。
ぱっと見はまんべんなく各社入り乱れてるようだが。
ちょっくら、調べてみるか。
…やめときゃいいのに本棚の整理がはじまってしまったのだ。
出したり戻したり積んだり眺めたり、
ああ、どうしてもタ行の最後の一冊は次の段になっちゃうか…て。
ちょっくらじゃないよ、ほんとにさあ。
量を見てからもの言えってはなしだよ。
だいたい元はと言えばちくまが悪いよ。
などと、とんでもない責任転嫁もしだすってもんよ。

気が付いたらまた別の朝だ。
管理人さんの使うほうきの音が今朝も清々しい。
…おはようございます。
…うん。今日はもうやめよう。

ちなみにちくまといえば、PR誌・月刊「ちくま」もつぼだ。



by omifish | 2009-09-28 04:57 | 本・映画

九月二十七日 「アップルの人」など

ここ最近読んだものからの抜粋

・川上弘美 著「此処彼処」 新潮文庫
 著者がかかわってきた色んな土地や場所にまつわるエッセイで、
 ゆるりとした感じの文章が心地よい。
 ワタシは就寝前の枕元本にしていた。
 一話一話が短く、目次で好きな場所や土地を気分で選んで読めるのも楽しい。
 「神様」「センセイの鞄」など、この方の作品は小説も好きなものが多い。
 うっすらと淋しい、憂鬱なのにどこか楽しい、といった微妙な雰囲気が
 にじみ出ているように思う。
 登場する食べものも、ちょっと横からつまみたくなるようなものばかり。

・宮沢章夫 著「アップルの人」 新潮文庫
 Macユーザーとしてのあれこれのエッセイ。
 時期は少しズレているが、同じMacユーザーとして共感するところあり。
 たとえば、MacOSのネコ科シリーズがいつまで続くのか。
 (本書のころは10.4「Tiger」だった。)それがまだ続いてるものな。
 続いてるが…黒豹のあとが雪豹って…
 そろそろいい加減苦しそうだよね、と思ってる方は多いことと思う。
 この方のエッセイはシニカルな視点で淡々と進みつつ、
 いきなりシュールな展開になったりするのでツボにはまるとかなり可笑しい。
 他に著作は「わからなくなってきました」「よくわからないねじ」など。
 ちなみに竹中直人やいとうせいこうの属していた
 ラジカル・ガジベリンバ・システムなどの劇作家さんである。

・伊坂幸太郎 著「終末のフール」集英社文庫
 地球滅亡まぎわの人々の過ごし方をオムニバス形式で描いている小説。
 よくあるテーマだが、この本では滅亡の瞬間は描かれてないので
 余韻が残り、読了後にもあれこれと自分の中で空想がつづいた。
 「重力ピエロ」「死神の精度」「アヒルと鴨のコインロッカー」など
 映像化された作品も多数あるが、どれも本が好きなので観るのは少しこわい。

文庫本ばかりだな。


by omifish | 2009-09-27 19:54 | 本・映画

九月二十五日 そこらの草木(京都)


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もう金木犀が香っていた。
曼殊院近くではススキに萩という秋の黄金コンビに遭遇。

通りかかった晴明神社では
その日にちょうど神輿が出ていた。
安倍晴明の陰陽道では
魔除けの呪符となる五芒星を桔梗印ともいう。

その境内に咲いていた桔梗。


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と、その蕾み。
蕾みもちゃんと五角形なのが微笑ましい。
なんか、折り紙細工みたいだな。
…紙風船ぽいな。

by omifish | 2009-09-25 15:50 | white>black

九月二十一日 先日のどんぐり


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どんぐり。
先日バーベキューに行ったおりに
友人の息子に触発されて自分も拾った。
友人の言うとおりに布で磨くとぴかぴかになった。

りんどう。
十四日の梅酒会のときに用意した花のきれっぱし。
母体の方もススキは枯れたがりんどうはいきてる。

カレー屋。
七月にここで取り上げた堕ちて行くカレー屋を
往来の切れ目をねらって車道にとび出して撮影。
ブレからその危機感と臨場感が伝わってくる一枚。

以上、すべて先日のネタを写真にしてみた。
なぜなら今日は何もなかったから。
明日は朝も早よから京都だ。

by omifish | 2009-09-21 22:03 | white>black

九月二十日 出荷待ち


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よるさんぽ中に見かけたトラック猫。

by omifish | 2009-09-21 05:25 | いきもの

九月十七日 竜巻観賞

竜巻が発生した。
はじめは遠くの町並みの上に
細い縦筋が何本かゆらゆらと立っていたのが
あれよあれよという間に寄り集まり
より大きな渦へと成長していく。

いまや1本が直径1kmを越すほどになった。
曇天の空の下、その姿は天と地をむすぶ巨大な柱だ。
圧倒的な迫力を持って接近してくる。
禍々しくも神々しくもある。

ワタシは外の植木鉢を室内に入れたり
たてつけの悪い窓を見て回ったりとせわしなく動いている。
不安と畏れに鼓動が早くなるが、この気分の高揚には
どうやらワクワク感も含まれている。


目覚ましが鳴った。
ワタシはうす目を開けて枕元の時計の頭を叩いた。

うちの窓、雨戸ないんだけど、ガラス割れちゃわないか?
ろうそくや水の準備もしとくか?
隣の住人は一人暮らしのおばあさんだけど
呼んで来た方がいいのか? やることがたくさんある。
階段を上がったり下がったり、
慌ててなんかの器を割って仕事を増やして
忌々しく思いながら破片を片付けしたり、
そして、そのバタバタした合間にも、
窓から見える竜巻はどんどん接近して来る。
どんどん、どんどん迫って来ている。


目覚ましのスヌース機能が作動した。ワタシはそれを止めた。
こいつは今後5分おきに鳴るだろう。

竜巻は、
今や肉眼でもその渦の回転が
見て取れるほど近くまで来ている。
見慣れた景色の中の空にこつ然と現れた巨大な異物は
おそろしくグロテスクだ。人は微小で無力だ。
時々ゆっくりと回転する渦の中に民家の屋根や車が
ゴミのような点で混じっているのが確認出来る。


うるさいなぁ
ワタシは三たび目覚ましを止めた。

早く準備を万端にして、窓辺に陣取り、
がっぷり寄ってクライマックスの瞬間を観たいのに
どうも雑事にキリが無くて終わらない。
その間にも、竜巻はどんどん迫って来ている。
あ、外にあれ取りに行かなきゃ。
まだ出れるか、もう出ちゃ危険か、ぎりぎりだ。


ちょっと、もう。今ワタシ忙しいんだよ!!
ワタシはまた目覚ましを止めた。

外階段の手すりにしがみついて、
10m先の桜の樹を竜巻の渦の端っこの触手が
絡めて引っこ抜いて行くのを見ている。
もはや、竜巻はそそり立つチャコールグレーの壁だ。
早く室内に非難しなくては!


ああ、だから、緊急事態なんだって!ほっといてよ!
ワタシはまたまた目覚ましを止めた。

直撃の渦中には二階の窓辺にいたいんだっ。
竜巻はもう目と鼻の先まで迫っている。
今しもこの家を飲み込むだろう。
室内の階段を駆け上がる。
早く、早く。窓のところまで!


…く

窓のところまでっ!!


…ついに
ワタシは完璧に目が覚めてしまった。


ええええ。
もう一回!あと少しだけ!
あああああ!!!!
あんなに準備して待機してたのにぃいいいいい!
もうちょっとで竜巻の中側が見れたのにいいい!
くっそー。

それにしても、あまりにも鮮明な映像だったので
その後しばらく竜巻のイメージが頭から離れなかった。

by omifish | 2009-09-17 16:26 | 向こうの町

九月十四日 梅酒の会

六月に漬けた梅酒が、3ヶ月経ったので
今日は友人2人を招き3人で梅酒呑み会をした。

南高梅と紀州梅の2種類を漬けていたのだが
やはり種類によって味に違いを感じた。
南高梅はこっくり濃厚。
紀州の方が酸味があってドライ。
いずれにせよ、美味しく出来てる。そしてとても甘い。

つまみは友人持ち込みの自家製ぬか漬け、
串焼き数種、
「JUNORASUK」のベーグルのラスク2種。
こちらで用意した鶏肉の大根おろし煮、
ジャガイモのカレー風味きんぴら、
キャベツとにんじんのサラダ。

しかし、
甘党じゃない我々は途中から早々と他の酒に移行し、
梅酒の会とは名ばかりになってしまった。
あれはさぁ、あれだね。
いっぺんにたくさん飲むものじゃないねぇ。

それはそうと、日中花屋に行ったのだオイラは。
当初の目当ては秋咲きのアジサイだった。
真っ白か、もしくは淡くて渋いグリーンの
たわわなやつが2〜3本欲しかったのだ。
ところが、いつも利用している良心的な店は
本日入荷前とかで品がまるで無かった。
そこで、普段は行かない花屋にも足をのばした。
名前の分からないピラピラしたお高い花が店頭に並ぶ、
小洒落たマダム(ってどんなん?)が来そうな
元町の裏通りのその店にも、秋咲きアジサイは無かった。
じゃあ、りんどうにするか。
秋らしくススキを合わせよう。
ってぇと、
…ん?
ススキ…1本250円?
…は?
は?にひゃ、はぁー????
ススキってだって、実家の庭に生えてましたけど、
今じゃこんな値のはる植物に成り上がってるの?
それにしたって高くね?
ははぁ。とんだ時代になったもんだ。
もうこの辺じゃ地面に生えたススキなんて拝めないのね。
と、途方に暮れたのだが、もうイメージ内では
りんどうとススキが居間にいけられちゃってるし、
友人が訪ねてくる時間が迫ってる。
ええい。買っちゃえ。とばかばかしい代価を払って
りんどう5本と、ススキ1本250円也を3本手に入れ、
それでも、まあ、秋っぽい演出になるしと己に言い聞かせて
いそいそと家に帰って来たのだ。
と、

自宅マンション横の坂の土手に…
ススキ、群生してたね…
そよそよ、そよいじゃって
夕日を受けていい色にさざ波立ってるね。


…あ、秋ですね。


くぅっ
by omifish | 2009-09-15 04:10 | うちごはん

九月七日 オシロイバナ

このところの夜気に漂う
この甘い香りはいったいなんだろう。
と、すこし前から気になっていたのだ。
金木犀にはまだだいぶ早いし、だいいち香りが違う。
より淡く、ふんわりした甘さの香りだ。

今日も香ってきたので、
くんかくんかしながら香りの帯をたどって行った。
その先には、オシロイバナの群れが咲いていた。

種をつぶすとおしろいの様な真っ白な粉が出る。
そこらの植え込みにあるような身近な花だ。
花のかたち自体もとくに繊細でも華美でもない。
白やピンクで、ともすると幼い感じなのだが、
それが、夜の蒼い闇の中では
ぽうっと浮き上がって見えるので雰囲気がある。

後で調べてみたら、オシロイバナとは
夕方に開花し夜の間に芳香を放つものらしい。
どおりで昼間は気が付かなかったはずだ。
別名は「夕化粧」だそうだ。
なるほど、色っぽい花だったんですね。



by omifish | 2009-09-07 22:36 | 植物の窓

九月三日 月夜と「しつけ帖」

開け放した窓から流れこんでくる夜気が
ほんのりと甘く香っている。
誘われるようにベランダに出てみたら、おぼろ月夜だった。
このまま散歩に出たら延々と歩けそうだ。
いい季節がきた。

昨日から、幸田文の「しつけ帖」を読みはじめた。
以前、年上の友人女性と会食した時に話題にあがり、
その方の還暦の誕生祝いに
同著者の「台所帖」と2冊組で贈ったところ
たいへん喜ばれた本だ。
その購入の際に、ぱらぱらとめくってみて
これは心ひかれる文章だな、と
改めて自分も読んでみなくてはと思っていたのだ。

周知を承知の上で紹介させていただくと、
幸田文とは、文豪幸田露伴の娘で自身も文筆家。
「しつけ帖」とは家事の諸々を父露伴にしつけられた、
その追憶の随筆集である。
(ちなみに編者は著者の娘の青木玉)
水拭きのぞうきん絞りの所作ひとつに気を配る。
こりゃ、さぞや大変だったろうなとは思うが、
そういったことを叩き込まれて体得することに
強い羨望もある。
着物が似合う所作のぴしっとした女性というのは、
男性にとってのみならず
日本人女子にとっても永遠のあこがれ像だ。

時代背景は、ワタシにとっては祖母や曾祖母の頃だが
内容が家事にまつわることだからか、身近に感じる。
江戸っ子気質のさっぱりした文体でユーモアがありつつ
しんとした情緒もあって、とても滋味ゆたか。
すいすい読めて本を閉じた後にも
しみじみとした余韻が広がる。
柄にも無く、
ワタシも日々を丁寧に生きよう…などと思わされた。
「台所帖」の方も楽しみだ。


文章中、敬称略
by omifish | 2009-09-03 22:53 | 本・映画