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翔 ぶ 魚

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鉄扇

物騒なお話し。

鉄扇というものをご存知だろうか。
ワタシは知らなかった。
姪っ子が教えてくれたのだ。

渋い。渋すぎる。
古武道の護身具の一つで、懐に忍ばせる鉄製の扇子だ。
さっと取り出して鉄。ばっと開いても鉄。
本来は護身用なのだろうけども、
いやいやいや。
相手に与えるダメージは相当だろう。
暴漢も手を出したことを後悔するだろうよ。
しかし、懐に忍ばせるには重過ぎやしまいか。

言葉のインパクトが強過ぎて、
この時代がかった護身具の「鉄扇」が
どういった話しの流れで女子高生の姪っ子の口から
出てきたのか、忘れてしまった。
…え、なんで知ってるの。

その昔、夜に一人で散歩するのが趣味のワタシに、友人が
護身用にしろと、警棒をプレゼントしてくれたことがある。
びゅっと一振りするとガシャンと鉄の棒が伸びる
おまわりさんとかヤンキーとか(多分)が持っている、
あれである。
物騒すぎるだろ…ワタシが。
とてもじゃないけど持ち歩けなかった。
長過ぎたし重過ぎた。

さらに遡ると、高校生だった頃に
父親に、アイスピックを持たされたこともある。
ポッケにピック。
一応、入れて行きなさい。
…え?今、なんて言ったの?
一応、アイスピック?ポケットに?
危険人物だっつの。
その晩は人とすれ違う度にドキドキし、
ちっとも散歩が楽しめず、すぐに帰った。

今思い出しても両者ともひどいセレクトだったと思う。
夜中にそんなの持ち歩く女はホラーだもの。

これが、忍ばせているのが鉄扇だったら
だいぶイメージは違ってくるのかもしれない。
まず、渋さには一目置くよね。
うーん、古武道ですか。扇子ってのが粋ですよね。
なんか必殺仕事人みたい。
でも、
あえてそれを選ぶマニアックさはどうなのよ。
いったいどんな危機的状況を想定してるんだ。

辻斬り?





by omifish | 2010-08-30 14:39 | white>black

青い夏っす

この夏は有言実行の夏。
「冬眠よりも夏眠システムを!」と唱い、
自ら導入。忠実に惰眠をむさぼり続けたおみです。

みなさまは、夏、満喫されましたか?

ワタシはこの夏もまっちろです。
日のあるうちは外出なんてムリムリ。
ま、前半は骨折で出られなかったのですが、
後半はまったくの自由意志で出ませんでした。

日中は家のすべての窓を全開。
そして窓辺に扇風機を引きずってきて寝そべり、
あとはひたすらまんじりともしない。

暗い室内から眺める表は、爆発的に眩しく真っ白い。
仰向けに見やる空は、ただただ蒼い。
時々、帆のように風をはらんだカーテンを足でたふたふしてみる。
耳には蝉時雨。
額に汗しながら読書。
これが毎日。
小学校三年生にタイムトリップしたかのような夏でした。

そんなインドアを極めたワタシの
この夏の思い出は、当然ながら地味。
まあ、地味。

一番フレッシュな夏の出来事。
夕方になり、起き出してきたワタシは
ブロッコリーをゆでたのです。
ざっと洗って塩をたっぷり入れたお湯でさっと湯がく。
濃い緑が冴え冴えしたところで引き上げて、
他の食材の下ごしらえの間は余熱で放置。
でも、好物だから一房つまんじゃおう。

…もぐもぐ。

もう一房つまんじゃおう。
と、口に運ぶ刹那、
なんか視界にあるブロッコリーに違和を感じたのです。
なんだこの違和感。
んんん?
目の前10センチでじっと見てみる。

あのね。あの、ブロッコリーのつぶつぶの穂先、
あのつぼみの間にね、
つぼみとは微妙に質感の異なるつぶつぶが。

びっっっっっしりと。

…アブラムシ。



…なんか前回から虫の話しばかりで恐縮です。
結局この夏の思い出は…虫?


by omifish | 2010-08-25 21:38 | white>black

続・箱の中

これは、いわば3年前の
あの未完の恐怖体験の続きである。
お時間のある方は、是非先に3年前の「箱の中」を、
序章としてお読みいただきたい。

「箱の中」では明かされなかった、
深夜のエレベーター内の恐怖の真相。
3年前に、戸が閉まる直前に滑りこんできたもの。
死の恐怖に取り憑かれ、暴れ狂い、絶叫しつづける哀れな魂。
同乗したワタシの髪を一瞬で真っ白にさせた元凶。

それはね
…余命いくばくも無い…蝉。
…蝉だったのよ。
ふ。
あら、でもね、バカにしちゃ、ダメ。

断末魔の蝉の、軌道の見えない暴れっぷりは、
みなさんもよくご存知だと思う。
あのセミ爆弾は道ばたで遭遇しても相当こわいでしょう。
狭いエレベーター内で二人(?)っきりになったら、あーた。
ガッツンガッツン体当たりされ。
髪の毛に張付かれ、耳元で想像を絶する大音量で絶叫される。
逃げ場の無い密室のあの恐怖。…おおお。

や、奴が、ふたたび…。

さきほどの出来事
ベランダに干してあった、お日様と柔軟剤の香りも爽やかな
真っ白くてふっかふかのタオル類を取り込んだのだ。
幸せの象徴のようなシーンでしょう。
が、しかし、映画ならここはね
徐々におどろおどろしい効果音が鳴り始めるところ。。。
…不穏の因子は既に取り憑いているのよ。
文字通り洗濯物のうちの一枚にな。。。
不幸は室内で突然に炸裂する。


…ブ

…?

ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ
ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ
バッチーン バッチーン バッチーン バッチーン
ミミミッミ、ミーーンミーーン
ミイイイーーーー


!!!
なななな。わわわわわ。
ややややや、や、奴!!!???

真夏の昼下がり、
マンション中に響き渡るワタシの絶叫と蝉の断末魔。
絹を裂くような叫びって
自分にも出せるとは知らなかった。



阿鼻叫喚ってね、一人でも表現としてありますよ。。。



by omifish | 2010-08-16 16:19 | white>black

ペルセウス流星群


みっつ。
星が流れるのを見た。

宇宙とか、たまには感じてみるのもいい。

で?…シャワーのように降る流星群ってのは?
…どこに行ったら見れるのかね。


by omifish | 2010-08-13 14:16 |

ひとくち考


(一)おむすびは「産霊」とも書くそうだ。さすが日本のソウルフード。
…ちょっとおどろおどろしい。


(二)手背で味をみる人の様がきまっていると格好良い。
カクテルでも割烹のお出汁でも。家で作るパスタソースでも。


by omifish | 2010-08-10 02:19 | うちごはん

軟膏様様

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MEMOってご存知?
なんかちょっとターメリックみたいな匂いがする。

いわゆる万能なぬり薬である。
やけど、きり傷、虫さされ、肌あれ、なんでも来いの
昭和のおおらかさと安定感ただよう軟膏。
…ワタシは知らなかった。
というのも、育った家では軟膏と言えば
メンタムかオロナインだったからだ。

ワタシの幼少期、昭和のおわり頃において
ぬり薬は今のようには用途別に多様化はされていなかった。
これさえあれば、なんでもオッケーという万能な一本頼りで
まさに軟膏様様。
軟膏信仰がまかり通っていたのだ。
当時、周りにいた大人はたいていメンタム信仰だった。
ちなみに【メンソレータム】と【メンターム】は別もの。
女の子のナースマークが【メンソレータム】。
羽根のついた頭飾りの男の子マークが【メンターム】。
我が家はメンターム派だったような気がする。

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その後、オロナイン信仰に宗旨替えした親について
ワタシもオロナイン派となり、現在にいたる。
オロナインはべとべとしなくて良い匂いで新鮮だった。
むしろオロナイン以外にはあり得ないとさえ思っていた。

クラスメートには少数のタイガーバーム派もいたし、
祖母宅に行けば、問答無用でアロエの独裁国家だった。
でも、
…MEMOって?
聞いたことも見たこともなかったのだ。

軟膏信仰にも地域差があるのか?
みなさんの家は何派でした?

いま、うちの薬箱には、
年季の入った古いMEMOがぽつんと入っている。
ワタシからすれば、異端。
が、しかしそこは穏便な共存をのぞみたい。
なので、ワタシもおそるおそる靴擦れにぬったりしている。
で、
くんくん何度でも匂いを嗅いでしまう。



…やっぱり…ターメリックの匂いがするー。



てか、いまや湿潤治療の時代だというのに
こんな昭和な内容。。。



by OMIFISH | 2010-08-08 18:11 | white>black

家具屋の憂鬱


豊富な展示。高い天井。鮮やかな色彩。
にぎやかで過密気味な人口。
きめられた順路。
それは、まるでテーマパークのような楽しい IKEA。

しかし、進むにつれ目がうつろになり、
後半は足早になってしまうワタシは、そう。
屋内遊園地や博覧会でもはしゃげないタイプだ。

あの、
広くて天井も高い空間なのに、
窓がいっさい無くて閉鎖された感じ。
圧迫感を覚えてしまうのはワタシだけだろうか。
by omifish | 2010-08-08 04:10 | white>black

脳内避暑

あんまり毎日暑いので
読書に涼を求める日々です。
夏に読む、あえての冬。

最初に選んだのはまんま冬の本。
「ムーミン谷の冬」
かなりいいですよ。脳内避暑におススメです。

二冊目は、ジュリー・サラモンの
「クリスマスツリー」
とても素敵な本です。が、
いかんせん薄いのですぐ読み終わります。

三冊目は、ポール・ギャリコの
「雪のひとひら」
…さらに薄いです。
そしてストーリーの序盤に冬が終わってしまった。

短編集の中の一遍だと
池澤夏樹の「骨は珊瑚、眼は真珠」に
入っている「北への旅」もおススメ。
淡々とした進行が心の温度を低温に保ちます。
しかし
これも短編ゆえ、どんなにゆっくり読んでも
避暑時間20分てとこです。
…短い。
白い世界の余韻にひたり、
なんとか持ちこたえようと頑張っていても、
すぐに蝉時雨の猛暑の現実に戻ってきてしまう。

もっと、こう、がっつり
長いこと極寒の世界に浸れる本ってないものか。
ワタシの本棚には、
夏の本はあっても冬の本って案外ない。

求ム!脳内避暑本の情報!
冬の風景に浸れそうな本や、
涼しくなれそうな本、ご存じないですか?


by omifish | 2010-08-03 15:31 | 本・映画