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翔 ぶ 魚

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ホワイトアスパラガス愛

長らく手を伸ばすことなく
本棚を飾るだけになっていた本があったのだが、
先日ようやく手を出した。
ついでにあれもこれもと読み返す。
読書の秋ですね。

ところで「〜の秋」って表現てまだ有効なんですか。
ワタシの周りでは最近あまり聞きませんが、
浮いてますかこの表現。大丈夫ですか。そうですか。

さて、その読書の秋気分が高まったので、
いきおいで新刊の単行本もいくつか購入。
ふだん文庫や古本ばかりに手がのびるワタシは、
新刊の単行本を購入することは実はそんなに多くない。
が、今回美味しそうな本に吸い寄せられてしまった。

そんな中の最近のヒット。
角田光代さんの「今日もごちそうさまでした」

豚肉とかたけのことか素材になるものを取り上げた
食のエッセイ集である。
素材について語る作者の執着心はかなり強めなのだが、
愛情深いながらもどこか淡々としていてくどくない。
さばさばとしたおかしみがあって素敵だ。

旬のものを語る作者の素材愛にこちらもつられ、
読むとにわかに料理欲がわく。素材愛がわく。

ああ、旬の生ホワイトアスパラガスが食べたい。
さっと茹でてバターソテーにしたいっ!
黒胡椒をゴリゴリっと挽きたいっ!
缶詰のホワイトアスパラも決して嫌いではないのだが、
あれはやはり別物だものね。
しかしアスパラガスの旬ははるか先。
読み始めた春の章ですでに狂おしい思いをしている。
こんなことなら秋の章から読めばよかった。

それにつけてもホワイトアスパラ…!
悶々としているワタシはすでに読書の秋どころではない。
完璧に食欲の秋である。
って、だからこの「〜の秋」って表現はどうなのか。




by omifish | 2011-10-21 21:48 | 本・映画

ミント味?

ミントがやられてしまった。
全滅だ。

水やりに出て最初に違和感を覚えたのは、
黒い小さな点々だった。
それは無数にハーブの鉢下のベランダに広がっていた。

すわっ。これって糞じゃないのか!?
屈めた背中に緊張が走る。
他のハーブは青々してるのにミントは既に壊滅状態。
緑一色の中闖入者を探す。
と、いた!緑オン緑。
鮮やかな黄緑色の、けれどムニムニしたヤツ。

多くの皆さんと同じくワタシもまた虫が苦手だ。
ただ、その時は動揺していたし慌ててもいた。
一刻を争うミントの危機に、
とっさについと素手でつまんでしまった。
え。つまんじゃったよ。
はじめての自分の快挙に高揚する。
高揚ついでに大胆になり、目の前に持ってきて眺めてみた。

と、ふわっとミントの香りが立ち上った。
己が指の間の蠢く青虫からだよ。
場違いにさわやかさな気分になったよね。

あなた、グミなの?




by omifish | 2011-10-18 19:08 |

しっぽの付け根

背中のずっと下、
お尻の方の部分をこしょこしょするのは、
犬猫の喜ぶところと信じて疑わずに
この年まで生きてきたのだ。

先日
路上ででっぷりした茶トラ猫に遭遇した時のこと。
猫に飢えていたワタシは
もちろん、うふふと喜んで近づいた。
ご本猫から「触って良し」とあごで許可を得たので、
然らば失礼とあご下耳うら眉間となでなでし、
十分に相手をまったりさせた後に
いざ、としっぽの付け根こしょこしょに赴いたのだ。

思うた通りやっこさんは喜んだ。
足踏みして狂おしそうに喜んでおった。
が、
次の瞬間、なんのスイッチが入ったのか
化け猫もかくやという「ぎにやあ!!」と鋭い一声。
なでていたワタシの手首に首を回しガブリと噛み付いて、
ざっと走り去っていった。
一瞬の出来事に呆然。
しかし、
そのとき「いい加減におし!」と
ワタシの脳内でははっきり声が聞こえた。
もののけ姫の気高い白い山犬
美輪明宏の声だった。

…色んな意味でショック。








by omifish | 2011-10-05 20:23 | 路上のいきもの