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翔 ぶ 魚

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しっぽの付け根

背中のずっと下、
お尻の方の部分をこしょこしょするのは、
犬猫の喜ぶところと信じて疑わずに
この年まで生きてきたのだ。

先日
路上ででっぷりした茶トラ猫に遭遇した時のこと。
猫に飢えていたワタシは
もちろん、うふふと喜んで近づいた。
ご本猫から「触って良し」とあごで許可を得たので、
然らば失礼とあご下耳うら眉間となでなでし、
十分に相手をまったりさせた後に
いざ、としっぽの付け根こしょこしょに赴いたのだ。

思うた通りやっこさんは喜んだ。
足踏みして狂おしそうに喜んでおった。
が、
次の瞬間、なんのスイッチが入ったのか
化け猫もかくやという「ぎにやあ!!」と鋭い一声。
なでていたワタシの手首に首を回しガブリと噛み付いて、
ざっと走り去っていった。
一瞬の出来事に呆然。
しかし、
そのとき「いい加減におし!」と
ワタシの脳内でははっきり声が聞こえた。
もののけ姫の気高い白い山犬
美輪明宏の声だった。

…色んな意味でショック。








by omifish | 2011-10-05 20:23 | 路上のいきもの
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