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翔 ぶ 魚

omifish.exblog.jp

DVDメモ


最近DVDで視聴した映画

「裏切りのサーカス」
2011 イギリス/フランス/ドイツ
出演:ゲイリー・オールドマン/ベネディクト・カンバーバッチ
冷戦後期1970年代の英国が舞台。英国諜報部(サーカス)内に潜伏する二重スパイを探るサスペンス。

まさに隅々まで抑制が利いた作品。陰鬱で美しい映像が静かに続く。
最初は映像美にこだわった、難解で回りくどいタイプの映画なのかな?とチラリと思ったけれど、いやいやいや!素晴らしかった!観ているうちにどんどん引き込まれた。
哀愁漂う引退した老スパイ役のゲイリー・オールドマンがやっぱりいいんだよねえ。他の役者さんたちも見事にはまっていた。
入り組んだややこしい内容なのだが、そこを説明くさくせずにスマートに組み込んでいるし、決して分かりにくくは無い。
演出もカメラワークも編集もBGMの効果も衣装も素晴らしい!CGも使われているらしいのだが、これまたわざとらしく無くていい(フクロウはちょっと残念な仕上がりだったけど)。
時々差し挟まれるストーリーとは無関係そうな夜の線路の画も、暗喩が効いていて美しい。他の伏線の小物もニクい演出で、これが後でどう影響するのか、と推測するのも楽しい。
DVD買ってもいいな。原作も読もう。うん。
そしてこの監督(トーマス・アルフレッドソンの前作「ぼくのエリ 200歳の少女」も観る。
それにしても、この映画、ゲイ成分がずいぶん高くないかい。



「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~
2012 フランス/ベルギー
出演:ジャン・レノ/ミカエル・ユーン
三ツ星を何としてでも守りたい時代遅れになりつつある名店のシェフが、腕は天才的だが、料理人というよりは料理オタクの元コック、現ペンキ職人を臨時で雇って新メニュー案を練り出すという、その奮闘ぶりを描くコメディ。

コメディということは分かった上で観始めたのだが、ここまで?と驚く。なんか、もう料理ものじゃ無くなってないか?いきなりな分子料理の展開に笑うというよりびっくりした。
あと、女優陣が美女揃い。





by omifish | 2014-05-14 17:11 | 本・映画
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