正解は「のどつらら」です。
え?違う?
はいはい。
世間で別の呼び名があることは、私も知ってはいるんです。
しかし、わが家では「のどつらら」だったのです。
今になり、それは3人姉妹の言葉遣いを気にした
亡き母のオリジナルだったのだと思い知るのですが、
うちでは幼少の頃から「のどつらら」でした。
形状的にもぴったりだし、
何の違和感も無くそう覚えていました。
なんなら流布している「のどちんこ」は、
ポンポン(お腹)的な幼児コトバだと思っていました。
しかしですよ、普通の生活においては
さほど注視されない口中の特殊なポジションとはいえ、
これだけ長いこと生きてきたら、
家の外で口にする機会も少なからずあったと思うのですが、
人に聞き咎められたり、訂正された記憶は無いのです。
だいたい何のこと言ってるか分かるからでしょうかね。
母の教えということは、姉二人も同じだったことでしょう。
大昔、その母亡き後に、姉の一人が
バリッバリのヤンキーになった時期があるのです。
それはそれは凄まじく、本当の本気の暴走族。
言葉遣いもへったくれも無いようなそんな頃の姉も、
おそらくこの部分のことは「のどつらら」と言っていたはずで、
それを思うと、…クッ。
妙な可笑しみが…微笑ましいというか…。
閑話休題。
私、そののどつららの脇に口内炎が出来てしまいまして、
咽喉科に行く前にちょっくら正式名称を調べるかと、
「のどつらら」で辞典を引いても出てこないわけですよ。
当然ネットで検索しても出てこない。
それで今回判明しましたの。
びっくらしましたわ。
さて、本当のこの部分の正式名称は、
「口蓋垂:こうがいすい」だそうです。
通称は「喉彦:のどびこ/のどひこ」。
のど彦って!
そんなかわいらしい呼称がちゃんとあるんじゃないの!
知らなかったわ。
でも、「のどつらら」もいいと思うのよ。
どうですかね。