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翔 ぶ 魚

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vol.105 箱の中(未完)

Side white

夏だからね。
今年も怖い話いってみよう。
去年は学生時代の体験談だったが、
今回はまさに先日の体験。

幼馴染み宅を訪れた日の夜
横浜駅行きの最終バスを逃してしまったワタシは
地元の最寄り駅まで歩いた。
久しぶりに利用する駅である。
(ちなみに、地元とは前にも書いたが
不動産関係者に「陸の孤島」と呼ばれている横浜のデッドゾーン)

まだ電車が走ってる時間帯なのにいつ見ても薄暗い駅だ。
言うてもまだ夜の22時くらい。
仮にも横浜市内の駅だ。
世の中はガキんちょであふれている夏休みである。
いくら急行が止まらない駅だとはいえ
相変わらずの、この閑散っぷりはいかがなものか。
…見事に駅周辺無人だ。
人の気配の無い夜の駅前で
ご臨終間近の蝉の声ばかりが、近いのか遠いのか
距離の計れないどこか後方で聞こえている。

ジ、ジジジジジ……ぶぶぶ、ぶ…ぶ…

蒸し暑い夜だ。肌がべとべとして気持ち悪い。
蝉って昔もこんな夜まで鳴いてたっけ?

ぶぶぶ、、、ぶ

…苦しそうな断末魔だな。

あ。
改札口階まで行けるエレベーターだ。
今まで使ったことの無いそのエレベーターに
なぜかその夜は乗ってみる気になった。
今思えば魔が差したとしか思えない。

ボタンをポチっと押して上から箱が降りてくるのを待つ。
ギギギ…
ゴトンゴトン…

…まだ?
ギギ
…一階分なのに? 
反応も速度も遅いやつめ。


そういえばさっきの蝉の声聞こえなくなったな。
とうとう逝ったか?
…なーむー。

そうこうしているうちに
ようやくエレベーターが地上に降りてきた。
軋みながらゆっくりと扉が開く。もちろん無人だ。
箱の天井に取り付けられている蛍光灯が
弱々しくパシパシと瞬いている。…こっちもご臨終間際かい。
うーん。やな感じ。

確かにワタシはその時やな感じだと思った。
しかし箱待ち時間をロスしたと思ってるので
今さら乗るのを止めるのもしゃくである。

乗ってしまった。

つづく

あんなに2分を永遠のように長く感じたことは、かつて無かった。
恐怖のどん底で頭髪が真っ白になった。
それで翌日緑に染め直した。
うそです。
でもそれぐらい恐怖でした。

Side black
…しばらく更新出来ないでいたんだけど
間があき過ぎましたね。。。
もう続き載せづらい…。ふう。(無責任甚だしい…。生殺し?)
でも、こんだけ引っ張っておいて
オチも大した事無いしなあ。
そんなわけで
知りたい方は直接ワタシに聞いてください!!
気が向いたらそのうち完結します。

by omifish | 2007-08-19 12:41 | white>black
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