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翔 ぶ 魚

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vol.108 秋の七草

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昨晩のこと。
寝所の窓の外に、ずいぶんとリズミカルで
独創的な韻律で鳴くコオロギがいた。
一寸の虫にも五分の魂。
中には「かもめのジョナサン」みたいに
個性的なやつもいるのね。

しかし、奴のあの韻律が
溢れ出る才能によるものなのか
はたまた、おそろしいほどリズム感が無いゆえなのか。
…おそろしくリズム感が無く、ライブなどに行っても
一人周りの手拍子とズレていってしまうワタシとしては
ちょっとハラハラさせられた。
うーん。
奴の求愛は成就するのであろうか…

さて。
はい皆さん、
秋の七草はすらっと出てきますか?
ワタシはといえば
その昔、これは覚えておこうと記憶したにも関わらず
あまりにも脳内の格納庫から出す機会に
恵まれなかった為かすっかり抜け落ちておりました。

ススキと、萩と、桔梗と、と…と…
3つしか出てこない。ああ、大和撫子失格。
…あ、ナデシコもじゃない?
みたいないい加減さ。

正解は
萩、尾花(ススキ)、葛、女郎花、藤袴、桔梗、撫子

先日京都に行った折に曼殊院の庭園を観ようと
交通網から外れてかなりテクテク歩いた。
その道中、畑に囲まれた一軒の民家が
玄関先に寄せ植えの鉢をどーんと出していたのだが
それがこれ、
秋の七草の寄せ植えであったのだ。
生け花ではなくて、寄せ植えってところに心惹かれた。

こういう風雅で粋な感じは是非とも見習いたいものよね。
とかその場ではしたり顔で思ってたんだが
…考えてみたら、ワタシときたら
寄せ植えどころか生け花の心得も無かったよ。
ふ。

こんなワタシですが
「花にたとえるなら桔梗」と言われたことが
過去に何度かあるのだ。
ええ。
…なにか?

今でこそこの喩えはうれしい限りなのだが
一番最初に言われたのは小学生のときだよ?
…どうなのよ。
桔梗が似合う小学生って…。
…ま、いいや。

で、桔梗の似合う女(言い切った)としてはだね。
秋の七草くらいさらっと言えるようにしとかないかんな、と
ついでに将来の夢であるところの
「和服と煙管が似合ういなせで かわいいおばあさんになって
縁側で庭の桜を眺めながら梅昆布茶をすすること」
にも近づいていかな。
華道とか、茶道とか、着付け教室とかはまあ、置いといて。と。
興味のあるところからね。
煙管の吸い口の彫金細工に手を出したりね。
引越先で合気道の道場をさがしたりね。

ま、女心と秋の空。(おお、季節に合ってる。でもニュアンス間違ってる。)
この心意気がいつまで続くかは不明。

ところで、皆さんはどんな花?

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華道とか茶道とかを置いといてる時点で、駄目なのか?
by omifish | 2007-10-05 18:22 | white>black
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