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翔 ぶ 魚

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七月一日 俳句歳時記より

手持ちの古い本を整理していたら
「俳句歳時記 水原秋櫻子 編」が出てきた。
季語に注釈がついている、ようは分厚い季語事典だ。
今時期の季語だとこんな感じだ。

季語:青嵐
注釈:夏木のむせぶような緑の香りを吹きつけてゆく清新な風で、
肌にも感じられるし、同時に青い色彩となって眼にも感じられる。
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詩的な注釈ですね。さすが執筆者も俳人。
ただ、
時々その注釈がかなり主観的な文章になるのだ。
主観的で断定的。
書き手の好みがにじみ出ている。
むしろ全面的に出している。

季語:猫の子
注釈:早春恋をして妊った猫は、晩春にはもう子を産む。
飼猫の産んだ子も可愛いが、親の手を離れてもらわれて来た子猫は
殊に哀憐の情をそそられる。
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うん。この人は最低でも3匹は猫を飼ってるね。
これはあれだ。注釈というより飼猫日記だね。

季語:枯れ芝
注釈:(前略)風のない暖かい日は、その枯れ芝に椅子を出し、
日光浴をしながら雑談するのも楽しい。
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…きっとポットには紅茶だ。

季語:野蒜
注釈:同じ種類の葱・韮・あさつき・にんにく等
皆臭気が強くて可愛げがない。(後略)
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薬味系はお嫌いですか。

虫類の季語も非常に多い。
中には、ぎょえっとなる虫もいたりして
これで句を詠むのかよ。と突っ込みたくもなる。
ちなみに例えばそれは「ごきぶり」だ。
たしかに夏っぽいけれども。ね。

気が付いたら暗くなってた。
いったいワタシは何時間読んでいたんだ。
そもそも、俳句を嗜まないワタシが
なぜこの本を持ってるのか、ということが疑問だ。
がしかし、おそらく買った当時も
時間を忘れて読みふけったであろうことは想像に難く無い。

by omifish | 2009-07-01 20:43 | 本・映画
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